PRESENTED by さわかみ投信

まだ見ぬ未来を、共に築く。さわかみ投信と歩む長期投資信託

日本で資産運用が一般的ではなかった約20年前から長期投資信託を根付かせてきた、さわかみ投信。その背景には、利益重視ではなく「世の中をおもしろくする」「日本の未来を明るくする」熱い哲学がありました。
朝日新聞デジタル

「資産を築きながら、理想の未来づくりに貢献する」。
さわかみ投信の投資哲学とは

かつてのように十分な退職金や年金が期待できない今の時代。若いうちから計画的に資産を形成することが重要になっています。そこで最近は、一般の人の間でも資産運用や投資に対する関心が高まっています。一方で短期的な利益を追い求めて大切なお金を失ったり、投資はギャンブルのようなものだと警戒したりしている人も少なくありません。そのような風潮と一線を画した長期投資で、20年以上の実績を誇るさわかみ投信。その投資哲学やファンド運用に込めた思いを、代表取締役社長の澤上 龍さんに聞きました。

澤上 龍(さわかみ・りょう)さん:さわかみ投信代表取締役社長。2000年さわかみ投信に入社。アナリスト、ファンドマネージャーを経て、2013年より代表取締役社長に就任。さわかみグループの株式会社ソーシャルキャピタル・プロダクション創業者兼代表。小説『儲けない勇気 さわかみ投信の軌跡(幻冬舎)』を2019年に出版。人の志を応援し世をおもしろくするのが自らの志。初心者向け資産づくりのマネーセミナーも随時開催。
澤上 龍(さわかみ・りょう)さん:さわかみ投信代表取締役社長。2000年さわかみ投信に入社。アナリスト、ファンドマネージャーを経て、2013年より代表取締役社長に就任。さわかみグループの株式会社ソーシャルキャピタル・プロダクション創業者兼代表。小説『儲けない勇気 さわかみ投信の軌跡(幻冬舎)』を2019年に出版。人の志を応援し世をおもしろくするのが自らの志。初心者向け資産づくりのマネーセミナーも随時開催。
朝日新聞デジタル

投資の王道である長期投資によって、生活者の資産づくりを応援したい

━━さわかみ投信は、日本で資産運用という考えがまだ一般的ではなかった20年以上前に創業し、「さわかみファンド」の運用を始めました。その背景や理由を教えてください。

弊社が創業する以前の日本では、年功序列や終身雇用が保たれていて、年金の不安もありませんでした。定年まで頑張って働けば、ほとんどの人は老後の不安がなかったのです。よって一般の人が資産運用をして、財産を形成する必要性はありませんでした。ただスイスのプライベートバンクで長年、欧米の人々の暮らしを見てきた創業者は、経済が成熟すればやがて日本でも一般の人が資産運用を必要とする時代が来ると考えていました。そこで1999年の金融ビッグバンで規制が緩和されたタイミングで「さわかみファンド」の運用を開始、日本初の独立系運用会社となりました。

━━ただ当時の日本では、投資は一部のお金持ちがやるもの、ギャンブルのようなものととらえている人が多かったのではないでしょうか。

そうなんです。でも本来、投資とは未来の社会で必要とされ、未来に希望をつくる企業を長期的に、資金面で応援する営みです。そのリターンとして、結果的に個人の資産形成につながるのです。そのような投資の王道である長期投資の文化を日本に根付かせたい。一般生活者の財産づくりを長期投資によってお手伝いしたい。それが、創業者がさわかみファンドを始めた理由です。

━━最近、やや過熱気味の短期的な利益を追い求める投資とはまったく異なるものですね。

短期的な投資によって利益をあげ続けることは、プロでさえ至難の技です。一般の人ならなおさらです。そのために膨大な勉強や努力をしても、結局は損することのほうが多いのではないでしょうか。日々、株価などの下落に不安やストレスを感じ、本業に支障を来したり、家族や友人との時間を心おきなく楽しめなかったり、というのでは本末転倒です。投資はその道のプロに任せ、自分たちは本業や人生をエンジョイすることに専念する。そのためにこそ、私どものような投資の専門家が運用を担う投資信託という商品があるのです。

未来を見据えた投資哲学への共感と信頼が、20年以上の実績につながった

朝日新聞デジタル

━━ただ現在、世の中には約6,000本の投資信託があると言われています。そのなかから一般の人が、自分にとってベストなものを選ぶことは現実には難しいのではないでしょうか。

私もそう思います。選択肢が多いと、景気動向にあわせてどう対応しようかと悩んでしまいますしね。だからこそ私どもは、自分たちがベストだと考える「さわかみファンド」1本のみを提供することに一貫してこだわってきたのです。お客様に「これさえ買っておけば大丈夫だ」との安心感をもっていただき、「さわかみファンド」を資産形成の軸にしていただきたいのです。そのうえで、より大きなリターンを求めて米国株ファンドや個別株に投資する、といったことはお客様の判断で行っていただければと考えています。

━━いずれにしろ一般的に投資信託の寿命が3、4年といわれるなか、20年以上も運用を続けてこられたことはすごいことだと思います。

私どもが現在、株式を所有している100社以上のうち6~7割の企業は10年以上所有し続けています。私どもはある企業に投資する場合、半年後や1年後にその会社の株価がどうなっているかはあまり気にしません。20年、30年後の理想の社会を想像し、どんな企業や製品、サービスが必要かを考えぬいたうえで投資しています。どの企業にも信念と思い入れをもって投資しているため、めったなことがない限り株式は全売却しません。これまでの20年間、リーマンショックや東日本大震災などで株価が暴落し、私どものファンドの価額が一時的に値を下げたこともあります。でも長期投資においては、このような時こそ株を手放さず、むしろ買い増すことが大事なんです。

━━社会に必要な企業を応援するために投資しているわけですから、危機の時こそ支援しなくてはなりませんね。

そして、それは単なるきれいごとではありません。株価が下がったときに投資をすれば、それだけその後、株価が上昇したときのリターンも大きくなるわけですからね。とはいえ現実には、株価が下がっている時に投資をすることには大変な勇気が必要です。万が一、その企業が倒産してしまえば、株式はただの紙切れになってしまうわけですから。それだけに私どもは投資先については徹底的に調べ、長く応援し続けられる企業のみを厳選しています。私どもはお客様のことをファンド仲間と呼んでいますが、ファンド仲間のみなさまもそんな私どもの投資哲学、理念を深く理解し、共感いただいています。だからこそ、リーマンショックや東日本大震災のような危機の時に解約せず、むしろ購入を増やしていただく方が多く、危機を乗り越えることができたのです。

ファンド仲間や企業と力を合わせて、未来をもっとおもしろい世の中に

朝日新聞デジタル

━━御社ではさまざまなイベントを開き、ファンド仲間とのコミュニケーションを非常に大切にされていますね。

長期投資とは要は、ファンド仲間と企業、私どもが力をあわせて共に成長していくことです。よって三者の信頼関係が何より大事です。そのための情報共有やコミュニケーションには特に力を入れています。月末に出すレポートでは、その時私どもがどの会社の株をどのくらい持っているのか、すべて包み隠さず公表しています。ここまで細かくすべてを公表しているファンドはまずないと思います。私どもが開催するセミナーには投資先企業がブースを出展しており、その会社の製品やサービスについて詳しく知ることもできます。このようなことができるのも、企業との長年の信頼関係があるからです。企業の奮闘を知ってもらうため、工場見学などの企業訪問ツアーも開催しており、大変好評です。このツアーを通じて、ある会社のすばらしさを知った方がお子さんに就職をすすめ、実際に入社されたなんてエピソードもあります。

━━最後に、これから長期投資による資産形成を考えている方へのメッセージをお願いします。

私たちは経営理念として「本格的な長期投資で世の中をおもしろくしていこう」を掲げています。資産形成は目的ではなく、あくまで人生を楽しむための手段です。仮に資産を十分に築けても、社会が劣悪で不健全だったら、幸せな人生を満喫することはできないのではないでしょうか。個人が資産を築くことと、社会がより豊かになることを両立できるのが長期投資です。世の中をおもしろくするチャレンジをしている企業をみんなで応援し、結果として応援した人にリターンが返ってくる。そのリターンを、さらにチャレンジしている企業の応援に使う。そんな循環ができれば、この国は大きく変わります。実際、ファンド仲間のみなさまからは「自分たちのお金がより良い未来に貢献できると思うとワクワクする」といった喜びの声をたくさんいただいています。これからもさらに多くのファンド仲間と共に、世の中をもっともっとおもしろくしていきたいと思っています。

朝日新聞デジタル

さわかみ投信
1999年に銀行や証券会社などのグループに属さない日本初の独立系運用会社として、富裕層ではなく一般生活者のための投資信託「さわかみファンド」をスタートした。現在は11万人超のファンド仲間(お客様)から、約3000億円の運用資産を預かっている。国内外の「応援したい企業」に投資し、「投資先企業」「ファンド仲間」「運用会社」の三人四脚による長期投資で世の中をおもしろくしていくことをミッションとしている。

注目記事