BTSのCD『Butter』の撮影地に使われたビーチを守れ――。K-POPファンと環境活動団体が連帯して、ビーチの保護活動を始めている。
聯合ニュースによると、『Butter』のコンセプトフォトの撮影地になったのは、韓国東部の江原道・三陟にある孟芳海岸。
このビーチの近くで現在、石炭火力発電所の建設が進んでいるという。
しかし「石炭火力発電は気候変動を悪化させる上に、建設によってビーチが破壊される」として、「石炭を超えて」と「K-POP4planet」の2団体が建設中止を求める署名活動を開始した。
石炭火力発電は必要ない、まだ時間はある
「石炭を超えて」は、石炭火力発電を終わらせるキャンペーンで、「K-POP4planet」は、気候変動や環境保護に取り組むK-POPファンの団体だ。
この2団体が手を組んで署名活動を立ち上げ、「#SaveButterBeach(バタービーチを救え)」などのハッシュタグで、建設中止を呼びかけている。
バタービーチをご存知ですか?BTS『Butter』の写真撮影地になったビーチが、消滅のリスクにさらされています。バタービーチのすぐそばに石炭発電所を建設していて、深刻で取り返しのつかない海岸侵食を引き起こしています(「石炭を超えて」のツイート)
BTS『Butter』のCDのコンセプト写真を撮影したビーチを覚えていますか?残念ながら、近くに建設されている石炭火力発電所のために、この美しいビーチが消えようとしています(「K-POP4planet」のツイート)
署名を呼びかけるウェブサイトによると、すでに防波堤を作る工事が進んでおり、海に砂がなだれ込んでいる。
2団体は「気候変動が悪化しており、新しい石炭火力発電所は必要ありません。たとえ建設したとしても10年しか稼働できないでしょう。しかし破壊されたビーチは元に戻りません。まだ時間はあります」と訴え、建設中止を求める署名への賛同を呼びかけている。