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人気テレビドラマシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』で主役を演じた、俳優のサラ・ジェシカ・パーカーさんが、ヌードにならなかった理由を語った。
パーカーさんは同作品で、主役の1人キャリー・ブラッドショーを演じたが、他の主演俳優3人と違い、唯一ヌードシーンがなかった。
それは、最初に出演を打診された時に求めた条件だったという。
パーカーさんは6月29日に放送されたラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」で「自分はシャイだったと思います。作品でヌードになることは、私にとって居心地よくありませんでした」と語った。
「他の人がヌードになることへの批判は一切ありません。これはモラルの問題ではなく、できる人は素晴らしいと思います。だけど私はヌードはやりたくなかった」
『セックス・アンド・ザ・シティ』のクリエイターであるダーレン・スターさんは、パーカーさんを念頭に置いてキャリー・ブラッドショーというキャラクターを作り上げたという。
パーカーさんは、パイロット版の脚本を読んだ時に「とても興味深く、ワクワクする」と感じたものの、いつかヌードシーンが出てくるだろうと心配になったと振り返った。
その懸念をスターさんに伝えると「やらなくていいし、気にしない。他にも俳優がいるから、ヌードをやってもいいという人がいるだろう。だけど、あなたはやらなくてもいい」と言われたという。
実際、『セックス・アンド・ザ・シティ』で、主役を演じたキム・キャトラルさん、シンシア・ニクソンさん、クリスティン・デイヴィスさんは、ヌードシーンがあった。
パーカーさんは2010年、自分だけヌードシーンがないことについて、「私のトップレスはなくてもいいんです。本当に……。他の人の方が向いているかもしれません。それに(トップレスは)自発的なものであり、圧力をかけられたことは一度もありませんでした。このコミュニティは非常に進歩的で、誰かにトップレスを強制することはありません」と語っている。
卑猥な言葉も使わなかった
パーカーさんはヌードシーンに加え「fuck(ファック)」や「bitch(ビッチ)」といった言葉も使いたくないともスターさんに伝えたという。
番組はケーブルテレビ局のHBOで放送されたため、パーカーさんは「言いたいことはなんでも言えた」としつつ、卑猥な言葉を使わないようにした理由を次のように語った。
「だからこそ、自制心を持つ必要がありました。使えるからといって使うべきではないと思ったんです」
「キャリー・ブラッドショーはライターで、何を、どのように、いつ、誰に言うかについてとても思慮深い人でした。(中略)私たちは言葉の使い方をよく考えることで、洗練されます」
1998年にスタートした『セックス・アンド・ザ・シティ』は高く評価され、人気シリーズになった。2008年と2010年に制作された2つの映画は世界興行収入の総額が7億ドルを超え、現在動画配信サービスのMaxでスピンオフが配信されている。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。