黒人のスーパーヒーローが主人公として活躍する映画「ブラック・パンサー」。
マイノリティをスーパーヒーローとして取りあげたこの映画には大きな力がある、と語ったのは、黒人の子どもを育てている俳優のサンドラ・ブロックだ。
ブロックは2010年に、ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれのルイ・ブロックを養子に迎えた。
その後2015年には、同じくルイジアナ州の出身のライラ・ブロックを里子から養子にした。
ブロックは3月4日に開かれたアカデミー賞授賞式レッドカーペットでのインタビューで、こう語った。
「この映画は女性として、そして母としての私にとって、とても大きな存在だとブラック・パンサーの出演者たちに伝え、思わず泣いてしまいました」
「この映画は、私たちが今どんな世界に住んでいて、どんなスーパーヒーローがいるのかを教えてくれます」
そして、ブラック・パンサーができる前に起きたあるエピソードを語った。
「5年前に、息子から『茶色い肌をしたレゴのキャラクターはないの』って聞かれたんです」
「私は『あるよ』と言って油性ペンを手にとり、スパイダー・マンやレゴを茶色に塗りました。でももう、キャラクターを茶色のペンで塗る必要はありません」
ブロックは「子どもたちはまだブラック・パンサーを見るには幼過ぎると思う」と述べた。しかし、ブラック・パンサーのグッズは買ってあげたそうだ。
「映画が始まる前に、娘にブラック・パンサーのグッズを買ってあげたら、お面をつけて走り回っています。暗闇から突然出てきて、私を驚かせたりもします」
ブラック・パンサーを制作したマーベルにすごく感謝していると述べたブロック。
俳優、母としての視点から、エンターテイメントの世界で、多様な人たちを取りあげることの大切さを改めて伝えた。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
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