PRESENTED BY セールスフォース・ドットコム

人種差別、AIさんの経験は?今、世界の課題を歌う理由

新曲のタイトルは『Not So Different』。音楽とビジネスで、どんなパワーが生まれる?

世界が直面する未曾有の状況。今、私たちに必要なものは? 私たちにできることは?  

社会問題に対しても、積極的にアクションを続けている株式会社セールスフォース・ドットコム。同社はコロナ禍の社会に向けて、第一線で活躍する国内外のアーティストやビジネスリーダー、研究者へのインタビューを通じ、この状況を共に乗り越えるためのヒントや情報を発信してきました。

その取り組みが、「Leading Through Change  ─いま、私たちができること。─」です。

このプロジェクトの一環として、7月27日に歌手のAIさんによるオンラインパフォーマンスを配信。当日は、新曲『Not So Different』と日本の応援歌『ハピネス』が披露されました。
AIさんの動画はこちらから 

3Minute-inc.

ハフポスト日本版では、アーティスト、女性、母として...様々な視点で楽曲を作ってきたAIさんにお話を聞きました。

社会へのメッセージが込められた新曲『Not So Different』の誕生秘話や、企業とアーティストの「愛」で社会を変えていくことについて、動画に収めきれなかったAIさんのメッセージをお届けします。

銃の代わりに音楽を。憎しむより、一緒に歌おう」

── 新曲『Not So Different』では、「銃の代わりに音楽を」「憎しむより、一緒に歌おう」と歌っています。ストレートな歌詞に、強烈なメッセージが込められているなと感じました。

AIさん(以下、AI) アーティストとして、伝えられる、誰かに聴いてもらえるチャンスがあるから、歌に乗せるメッセージは良いものにしたいなという思いはずっとあります。結婚して、出産して...自分自身も成長して、そのメッセージも変わってきたのかな。

今は新型コロナウイルスという脅威に、世界が一つになって立ち向かわなきゃいけない状況というのもあって、「私自身が幸せになるためにも、世界中の人にハッピーになってほしい」と強く思っています。すごくビッグなことを言ってるけど、まずは自分の周りをハッピーに、という思いで作りました。 

幸せなことに、日本は平和だから「戦争」「銃」という言葉を聞いてもピンと来ない人がいるかもしれない。でもそこがポイントではなくて、些細なことでも「プロブレム」ってありますよね。どんな国にも、どんな人にも、大なり小なり。それがあるうちは、私は「最高にハッピー!」とは言えないなと思っています。

AI/日本人の父と日系米国人の母を持つクオーター。ロサンゼルスのパフォーミング・アーツ・スクール出身(ダンス専攻)。全米デビューのオファーを受けたが、日本での活動を選択し2000年にシングル『Cry,just Cry』でデビュー。日本を代表するR&Bシンガーとして活躍する。
AI/日本人の父と日系米国人の母を持つクオーター。ロサンゼルスのパフォーミング・アーツ・スクール出身(ダンス専攻)。全米デビューのオファーを受けたが、日本での活動を選択し2000年にシングル『Cry,just Cry』でデビュー。日本を代表するR&Bシンガーとして活躍する。
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── 世界で起きている「プロブレム」にメッセージを発信しようと思ったきっかけは?

AI 実は私、小さい頃からニュースが好きで。いつも、「世界では何が起きているんだろう」って気になって仕方ないんです。

最近では、人種差別問題が日本でも大きく報道されました。私は、大人になるまで人種とか差別とか、そういうものがよく分からなかったんです。というのも、日本ではママが「外国人」だったし、アメリカに住んでいる時は自分自身が「外国人」だったから。

幼少期、ロサンゼルスに引っ越したばかりの頃、教会に遊びに行っても誰も私の隣に座りたがらなかったんです。私はそれを「差別」とは全く思わなくて、自分が“新入り”だからだと。それは、「人種」とか「差別」というものを感じさせない環境で育ててもらえたからなんですよね。

「みんな、私のこと知らないから近寄りたくないんだな」と、ごく当たり前に思っていたから、みんなに知ってもえるように笑顔や挨拶を大切にしました。3年も経てば、私を避けていた子もみんな仲良くなって。その人のことをよく知らないから優しくできないだけで、ちゃんと知れば、そんなことはなくなると思う。世界で起きている問題を解決するための一歩は、「知る」こと。そんな思いも、この曲に込めています。

── この曲の背景には、幼い頃の経験もあったんですね。

AI 小さい頃、『We Are The World』のミュージックビデオが大好きで。幼いながら「人を助けるって素晴らしいこと」と感じていました。でも大人になると、素直に「良いこと」をするのが難しくなりませんか?

アーティスト仲間が「売名行為」とか言われているのを見ると「本当ひどいな」と思いながらも、募金箱にコインを入れることすらためらっちゃう。そんな時期が私にもありました。私は子どもが生まれて、「この募金をしたら、あのワンちゃんたちがご飯を食べられるよ」と、「良いこと」を教える側になって考えが大きく変わりましたね。「周りにどう思われても、良いことは良いことなんだ!」って。そういう意識に戻りました。 

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 日本の応援歌『ハピネス』が伝えたもの 

── そんなAIさんの「愛」が凝縮されているのが、『ハピネス』ですよね。この曲に共感できる人、元気づけられる人はとても多いと思います。

AI そんな風に言ってもらえると、泣きそうになっちゃいます(涙)。

『ハピネス』の企画がスタートした時に、スタッフさんたちの表情や話し方から、「本当に社会を元気づけたいんだな」というのがすごく伝わってきたんです。あの曲は、私だけじゃなくて、いろんな人たちのパワーが集まってできたもの。そのパワーが、聴いてくれた人たちにも届いたのかなと思います。

私が曲作りの時に心がけているのが、「いろんな立場の人のことを考える」こと。例えば「良いこと」をしてる人だけじゃなくて、ちょっといじわるをしちゃった人にも愛情をあげられたり、みんなが希望を持てたりする曲を作りたいです。

 ── 今回のオンラインパフォーマンスは、社会を変えるためのアクションを続けるセールスフォース・ドットコムが、AIさんのそうした思いに共感して実現した企画です。 

AI アーティスト仲間とも、よく「社会を良くしていくためには」ということを話します。愛や希望をあげるだけじゃなく、今、世界で起きていることを伝えるのも、アーティストとして一つの使命だと思うんです。聴いてくれた人が一人でも、「こんなことが起きているんだ」と気づいてくれるだけでうれしいです。 

最初に話したように、「世界中の人にハッピーになってほしい」「世界を良くしていきたい」なんていうビッグなこと、一人では到底できないですよね。価値観や思いを共有できる人、組織、企業が力を合わせることですごく大きなパワーになる。こうした取り組みが、音楽界でも増えていくといいなと思っています。

── AIさんの曲を聴いた人は、社会に対してどんなアクションができるでしょうか?

AI  社会や世界を良くしていく方法って、音楽以外にも本当にたくさんあると思います。電車で席を譲るとか、近所の人に挨拶してみる、友達に笑顔で接するとか...。その挨拶が、お互いを「知る」きっかけになるかもしれないし、私は、笑顔ってすごいパワーを持ってると思うんです。その笑顔で、どれだけの人が救われたり、仲良くなれたりするのかなって。   

私って結構普通なんですよ(笑)。「AIができてるんだったら、私にも何かできるんじゃない?」くらいに思ってもらえたらうれしいです。 

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◇AIさんInformation
20th Anniversary Mini Album『IT'S ALL ME – Vol. 1』https://smarturl.it/AIIAM1
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