櫻井翔さん、ジャニー喜多川氏の性加害疑惑に言及。「話したくない人たちの口を無理やり開かせることなく」調査を求める【発言全文】

日テレ系の報道番組『news zero』で月曜日のキャスターを担当。「臆測で傷つく人たちがいる」などと発言しました。
ジャニーズ事務所(東京都港区)
ジャニーズ事務所(東京都港区)
時事通信社

ジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川氏の性加害疑惑について、同事務所の男性アイドルグループ「嵐」に所属する櫻井翔さんが言及した。

喜多川氏からの性被害を訴える元ジャニーズJr.の3人が6月5日、児童虐待防止法の改正を求める約4万人の署名を与野党に提出したことを日テレ系の報道番組『news zero』で取り上げた。

その際、番組で月曜日のキャスターを務める櫻井さんは「この件について自分の言葉でお伝えできればと思います」と、時折言葉を詰まらせながら、約2分間にわたって話し始めた。

発言全文は以下の通り。

■櫻井翔さんの発言全文

今回の件ですが、私には2つの側面があると考えています。1つは、今、問題の責任が問われている事務所に所属しているということ。そしてもう1つは、大きな意味では自分は被害者側に見られうる立場におかれているということです。

私にとってこの2つの側面を踏まえますと、コメントすることは難しいと考えていました。今もまだ、どの立場でどうお話しできるのか難しいのですが、お伝えしたいことの1つは「臆測で傷つく人たちがいる」ということです。

かつて同じジャニーズJr.として、時間を共にしてきた大切な仲間の中には、すでにこの世界とは全く違うところで、新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいます。そういう人たちも含めて、あらぬ臆測を呼び、今回の問題の対象となってしまうことは、何よりも避けなくてはいけない、避けたいと。そこを考えるなかで、私自身が発言すること自体がまた臆測を呼び、広げ、無関係な人々まで傷付けることにつながるのではないか、ということを恐れています。

ただです。だからこそ、ジャニーズ事務所は、話したくない人たちの口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい。そして被害を訴える方々、本日提出された署名をした皆さんの思いを重く受け止め、2度とこのような不祥事が起こらない体制を整えなければならないと思います。

最後に、あらゆる性加害は絶対に許してはならないし、絶対に起こしてはならないと考えています。

注目記事