「桜を見る会」2020年度は中止。菅官房長官が発表「予算や招待人数を含めて全般的な見直し」

安倍首相の事務所名でツアーを案内していたことが発覚。選考プロセスを問題視する声が相次いでいた。
安倍首相主催の「桜を見る会」(2019年4月13日撮影)
安倍首相主催の「桜を見る会」(2019年4月13日撮影)
EPA=時事

国の予算で歴代首相が主催してきた毎年恒例の「桜を見る会」が、2020年度は中止されることになった。

2018年度の「桜を見る会」に関して、同会を含む観光ツアーを案内する文書が安倍首相の事務所名で、地元有権者に届いていたことが発覚するなど、招待者の選考プロセスを問題視する声が相次いでいた。

菅義偉官房長官は11月13日午後の記者会見で、以下のように話した。

「長年の慣行で行ってきているものであるが、さまざまなご意見があることを踏まえ、桜を見る会について政府として、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討したい。予算や招待人数を含めて全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら行うこととし、つきましては来年度の桜を見る会は中止することにしました」

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