全国各地の魚介グルメが味わえる「SAKANA&JAPAN FESTIVAL2024」(魚ジャパンフェス)が2月22日、東京・代々木公園で始まった。
東日本大震災と東京電力福島第一原発からの復興応援を目的とした「発見!ふくしまお魚まつり」も同時開催され、来場者らが福島県自慢の「常磐もの」を味わった。
注目は西郷村の「メイプルサーモン」
主催は、産経新聞社や東京電力などでつくる実行委員会。魚ジャパンフェスは2016年、ふくしまお魚まつりは20年にそれぞれ初めて開催され、今回で17回目となる。
会場には、マグロ丼やホタテ焼き、ノドグロ塩焼き、伊勢海老、イカ焼き、カニみそ、アワビの浜焼き、アンコウ肝鍋などを売る約80のブースがずらりと立ち並んだ。
能登半島地震の被害に遭った石川県七尾市の「能登かき」や、中国による輸入停止措置の影響を受けている北海道・青森県・宮城県のホタテを提供する業者も出店した。
ふくしまお魚まつりのエリアでは、福島県いわき市の郷土料理である「ウニ貝焼き」や「サンマのぽーぽー焼き」のほか、築地市場などで高い評価を受けてきた「常磐もの」のノドグロとヒラメを使った漬け丼、ホッキ飯、常磐煮干し中華そば、地酒、ワインなどが売られていた。
なかでも目を引いたのは、県南に位置する西郷村が売り出し中の「メイプルサーモン」だ。
阿武隈川の清流で丹精込めて育てられたメイプルサーモンは、身が引き締まって良質な脂がのっている。記者が「メイプルサーモンの贅沢3種丼」を食べてみたところ、臭みもなく、脂がのっていて絶品だった。
このほか、大熊町のキウイ、富岡町のパッションフルーツ、楢葉町のサツマイモを使った「ふくしまスイーツ」を楽しむことができる。
イベントは25日まで。時間は午前10時から午後8時まで(最終日のみ午後6時まで)。入場無料。