宮川紗江選手、パワハラの訴えを第三者委が認めず。「複雑な心境だけど、たくさんの支えで頑張っていけそう」

練習拠点が神奈川県内の徳洲会体操クラブに決まったことを報告しました。
宮川紗江選手
宮川紗江選手
時事通信社

体操女子のリオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江選手が12月10日、Twitterを更新し、練習拠点が神奈川県内の徳洲会体操クラブに決まったことを報告した。

宮川選手はツイートで、日本体操協会の第三者委員会がこの日に公表した調査結果で、塚原光男副会長と塚原千恵子女子強化本部長によるパワハラが認定されなかったことを受けて「色々と複雑な心境もありますが、沢山の支えでこれからも頑張っていけそうです」と心境を吐露。

その上で、「高須院長はじめ徳洲会体操クラブさんに感謝してこれから頑張っていきたいと思います。応援宜しくお願いします」とつづった。

体操協会をめぐる一連の"パワハラ疑惑"を受けて、高須クリニックの高須克弥院長は9月、宮川選手を支援する意思を表明し、高須クリニックがスポンサー契約を結んでいた。

日刊スポーツによると、日本体操協会は12月10日、第三者委の調査結果を受けて臨時理事会を開き、塚原夫妻に対して処分を課さないことを決めた。

この決定に対して、宮川選手は代理人弁護士を通じて「信じられない」とコメント。宮川選手を指導する速見佑斗コーチも、「少なくともNTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)の利用、海外遠征派遣に制限があったことは認めてもらいたい」などとコメントしていた。

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