りゅうちぇる、“多様性”について持論「否定する人も認めるのが多様性」
タレント・りゅうちぇるが、26日に行われたオンラインシンポジウム『【ダイバーシティ3.0】個性を生かし合う世界へ~コロナによって多様性の未来はどうなる?~』に出席。ダイバーシティ(多様性)についての持論を展開し、他の参加者をうならせた。
りゅうちぇるは冒頭から、ダイバーシティ(多様性)について「こういう場で男性のコップにストローが付いているだけでも、すごく進んでいる」と鋭く指摘。女性にストローが添えてあることはあるが男性にはないことが多く、「僕もメイクしてるのにストローがないのは固定観念や先入観のせい。これからは、お互いの違いを認め合って、その中でどう強く生きていくかが問われていく」と力強く語った。
先入観をなくすためには、社会全体を変える必要があると説くりゅうちぇるは、「学校では『人と違うのは変わり者』だと教えるのに、社会に出たら『人と違っていないと抜きん出ることはできない』と言われる。世界はマルとバツだけで答えが出るものばかりじゃないのに、教育で(多様性への)土台が作れていない」と持論を披露。また、「多様性を否定する人も認める。理解できなくても認め合うのが多様性」と訴えて参加者をうならせた。
今後、多様性を認め合うためにどう行動するべきか? についてりゅうちぇるは、ボードに「自分を好きになる」と執筆。「自己肯定感を持っているだけで、相手との繋がり方も変わるはず。『理解できないから受け入れない』ではなく、理解できないことも認めてあげられる“やわらかい大人”でありたい」と語り、一同から賛同を得ていた。
同シンポジウムには、ほかに東京大学先端科学技術研修センターで障害者雇用を研究する近藤武夫氏、プライドハウス東京、グッド・エイジング・エールズ代表の松中権氏、P&Gジャパンで企業内ダイバーシティ&インクルージョンを専門とする市川薫氏が出席。進行は、経済ジャーナリストの治部れんげ氏が担当した。
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