女性の遺体を切断して塩漬け 食べた疑いも ロシアの夫婦を逮捕

容疑者の携帯電話には、遺体と一緒に映る写真も…

ロシア南部のクラスノダールで女性を殺害し、遺体を切断したなどとして、ロシア捜査委員会は9月25日、地元住民の男(35)とその妻を殺人と死体損壊の疑いで逮捕したと発表した。

ロシアの複数のメディアは、夫婦が少なくとも30人の殺害に関与し、遺体を食べていた疑いがあると報道。地元住民らに衝撃が走っている。

捜査委員会によると、夫婦は9月8日、クラスノダール中心部で女性を殺害し、遺体を切断した疑いが持たれている。

夫婦を逮捕したことを発表したロシア連邦捜査委員会の資料
夫婦を逮捕したことを発表したロシア連邦捜査委員会の資料
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夫婦は女性とこの日に知り合ったばかりで、酒に酔って争いになったという。

道路の補修工事をしていた作業員が11日、路上で男の携帯電話を拾って警察署に届けた。警察が調べたところ、遺体と一緒に映る夫婦の写真が保存されていることが判明し、夫婦の身元を割り出した。

夫婦の自宅やその周辺を家宅捜索したところ、自宅からは塩漬けにされた人の肉片が見つかったほか、隣接する場所からも遺体の一部が発見された。また、自宅の台所には凍ったままの肉なども見つかっており、人肉の可能性があるとみて鑑定を急いでいる。

センセーショナルな事件とあって、ロシアメディアの報道は加熱している。ロシア国営テレビ「RT」は、捜査当局は発表していないものの、夫婦は、住宅修理業のドミトリー・バクシェーエフと看護師のナターリア(42)両容疑者だと実名で報道。2人が軍用機の専門学校の寮に住んでいたことを伝えた。

また、大衆紙マスコフスキー・コムサモーリッツの電子版は、携帯電話に保存されていた画像は、男が女性の指をくわえたり、鼻の穴に入れたりしているところを撮したものがあったという。

RTは、ドミトリー容疑者の供述内容も報じている。それによると、ドミトリー容疑者は当初、「遺体を見つけて、写真に撮ろうと思っただけ」と否認していたが、その後容疑を認め、殺害した後、遺体の一部をリュックサックに入れて自宅に運んだ。次の日、住宅の修理をしている職場にも遺体を持っていき、写真を撮ったという。

一方でRTは、捜査当局が別の遺体の一部を自宅で発見していることも伝えており、その数は7人にのぼるとしている。

また、地元のインターネットメディア「ブロックノート」クラスノダール版は関係者の話として、捜索では、人肉を使う料理のレシピが見つかり、夫婦は少なくとも30人を殺害し、食べていた可能性があると報じた。両容疑者は被害者を写真撮影していたとみられ、家宅捜索で見つかった一番古い写真の日付は1991年12月28日だったという。

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