台風19号の影響で、試合開催が危ぶまれていたラグビーワールドカップの日本対スコットランド戦について、組織委員会は予定通り10月13日(日)に試合を実施することを発表した。
会場は横浜国際総合競技場で、キックオフは19時45分。
日本の決勝トーナメント進出の条件は?
1次リーグA組は、アイルランドがすでに決勝トーナメント(ベスト8)進出を決めた。日本は残り1枠をスコットランドと争うことになる。
現時点で獲得している勝ち点は、日本は14、スコットランドは10。日本が決勝トーナメントに進出する条件は以下の通りだ。
▼日本が勝利した場合
日本の決勝トーナメント進出が決まる。勝ち点4を獲得し、グループA組を1位で突破する。
▼引き分けの場合
引き分けの場合は両チームに勝ち点2が追加されるため、決勝トーナメント進出が決まる。勝ち点16でアイルランドと並ぶが、アイルランドとの直接対決で日本が勝利しているため、1位突破となる。
▼日本が敗北した場合
日本が敗れても、ボーナスポイント次第でトーナメント進出の可能性は残る。
スコットランドがボーナスポイントなしで勝ち、日本が7点差以内で敗戦するか、4トライ以上を獲得すればボーナスポイント1点が追加され、勝ち点15で日本の決勝トーナメント進出が決まる。
スコットランドが4トライ以上でボーナスポイント1点を獲得して勝った場合でも、日本が7点差以内の敗戦かつ4トライ以上を獲得すれば、ボーナスポイントが2点加わり、勝ち点16でベスト8進出が決まる。その場合は勝ち点がアイルランドと並ぶが、直接対決で日本が勝利しているため、日本はA組を1位で突破する。
ボーナスポイントを獲得せずスコットランドに敗れた場合は、日本の敗退が決まる。
岩手・釜石市でのナミビア対カナダ戦は開催中止に
13日は、全国各地で4試合が行われる予定だった。
ラグビーワールドカップ2019組織委員会によると、アメリカ対トンガ戦(キックオフ14時45分/東大阪市花園ラグビー場)、ウェールズ対ウルグアイ戦(キックオフ17時15分/熊本県民総合運動公園陸上競技場)は、試合を開催するという。
岩手県釜石市で開催予定だったナミビア対カナダ戦は、試合中止が発表された。13日午前中にかけて、東北エリアでは台風19号による暴風と大雨が懸念されており、観客や選手、スタッフ、ボランティアなどの安全を確保することが難しいと判断したという。