先進的なロボットを開発しているアメリカの「ボストン・ダイナミクス」が10月、人型や犬型のロボットが動き回る動画を相次いで公開し、話題になっている。
丸太を軽やかに飛び越え、段差をいとも簡単にジャンプしているのは、二足歩行の人型ロボット「アトラス」(重さ75キロ)。なめらかすぎる動きに、米メディアから「忍者戦士」という異名がつけられた。
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もう一つは、犬型の四足歩行ロボット「スポットミニ」(重さ30キロ)。日本の建設工事現場を動き回っている様子が撮影されている。1回の充電で90分動け、14kgまで物を運べる。
同社は2018年6月から、竹中工務店などと協力し、「スポットミニ」を建設現場での作業に使うことを目指して実証実験に取り組んでいる。建設業界の人手不足の解消を狙い、2019年夏以降の本格活用に向け、準備を進めるという。
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次の動画では、様々な「妨害」を受けながらも、アームを伸ばしてドアノブを開け、隣の部屋に入っていく、けなげな「スポットミニ」の姿が映っている。
ボストンダイナミクス社は2018年、ソフトバンクが買収。CNNによると、同社は2019年半ばから、「スポットミニ」を1000体製造するという。