ゲイ公表のフィギュア選手が面会拒否 ペンス副大統領を「受け入れることは出来ない」

ペンス副大統領は、かつて同性愛者の矯正治療を支援する考えだった。
MADDIE MEYER / Getty

冬季五輪の米国代表のフィギュアスケーター(男子)で、ゲイであることを公表している、アダム・リッポンは、ペンス米国副大統領を突き放し、ペンスとの面会を拒否した。

USA Todayは、副大統領は、米国オリンピック委員会にリッポンとの面会を依頼したが、リッポンがそれを拒否したと伝えている。

ペンスは、2018年平昌冬季五輪の米国代表団、団長に指名されており、今週金曜日の開会式に参加する予定であり、以下のツイートを投稿した。

あなたに、私たちはあなたのためにいるということを伝えたい。フェイクニュースに惑わされないで。私は、あなたと私たちの素晴らしい選手たち全員を誇りに思っている。あなたとチームアメリカのみんなが本土に金メダルを持ち帰ることを望んでいる。頑張ってくれ!

1月17日、リッポンはUSA Todayに対し、「マイク・ペンスは、同性愛者の "矯正"治療の機関に出資した、マイクだろ?受け入れることは出来ない」と副大統領を非難している。

米国代表団と代表団の役員が五輪開会式前に面会することは伝統であるが、リッポンは副大統領との顔合わせを望まないとしている。

ペンスが同性愛者が性的指向を変えるための治療をサポートする機関へ援助したことから、リッポンは、「同性愛者である人間を友達と思わないだけでなく、彼らを病気だと考えているような人たちに、会いにいくようなことを僕は絶対にしない」と発言した。

ファラ副大統領報道官は、「リッポンの告発は完全に間違いであり、そのような事実はない」と反論し、「副大統領は平昌冬季五輪の米国代表選手全員を熱心にサポートする」と主張した。

一方でスノープスは、「ペンスは同性愛者の "矯正"治療を公の場で提唱をしたことはないが、かつて同性愛者の性的指向を治療しようとしている人々に対して、連邦資金から援助することを支持していた」と指摘する。

オリンピック競技が終わった後にカミングアウトしたフィギュアスケートの五輪選手はたくさんいる。しかし、28歳のリッポンは、冬季オリンピックの出場資格を持つアメリカ人としては、初めて事前にゲイであることを公表した。

ハフポストUS版から翻訳・編集しました。

注目記事