リズムを音符で表現した「リズム譜」。この覚え方は最強!という投稿が、Twitterで話題を呼びました。投稿は13万回以上、リツイートされました。
あらためて考えると、「ラーメン」や「ステーキ」にも、言葉のリズムがあるんですね。ケーキ、カレー、カロリー......続けて読んでいくと、オチも付いています。
実はこれ、作曲家や音楽ライターとして活躍する侘美秀俊さん(@hidetakumi)の著書『できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方』(リットーミュージック)の裏表紙なんです。
ハフポスト日本版は、著者の侘美さんに話を聞きました。
ーーユニークな「覚え方」を考え出した、その狙いを教えてください。
「もともとは『リズムの読み方』をテーマにした本が、これまであまりなかったので、作ってみようと思ったんですよ」
「あの表は、一目で本の中身がわかってもらえるかなと思い、裏表紙に掲載したものです」
ーー音符で表現されたリズムに、ラーメンやカレーという言葉があてはめられているので、意味が直感的に理解しやすいですね。
「楽譜の読み方の解説書には、個々の音符の長さについては説明されています。でも、リズムは音符の組み合わせで把握しなければ、意味がありません」
「実は、リズムに単語をはめて理解するという手法は、昔から用いられてきたものです。ピアノの先生などは、各自いろんなワードを工夫していらっしゃると思います」
「というわけで、目新しいコンセプトではありませんが、従来のように、真っ当にやっても、あまりおもしろくないので、ややユニークにしたいという視点です」
ーーそれにしても大きな反響でした。
「自虐的なワードチョイスにして、ストーリーになるように組み合わせたのが、ウケたんでしょうかね?」