『あらいぐまラスカル』だった。西矢椛選手の真意、『スッキリ』で判明(全文)

東京オリンピック・スケートボード女子ストリートの優勝インタビューが話題に。西矢選手は中山楓奈選手と競技中「ラスカルの話をしてました」と発言。憶測を呼んでいました。
1977年7月に発売されたLPレコード「あらいぐまラスカル うたとおはなし」のジャケットより
1977年7月に発売されたLPレコード「あらいぐまラスカル うたとおはなし」のジャケットより
Discogs/日本コロムビア

東京オリンピックで金メダルを獲得した西矢椛(にしや・もみじ)選手が優勝インタビューの中で「ラスカルの話をしてました」という言葉の真相が判明した。1970年代に放送されたアニメ『あらいぐまラスカル』のことだった。SNS上では同名のラッパーのことではないかとも憶測を呼んでいた。

■優勝インタビューで「あらいぐまラスカル」がトレンド入り。一方、ラッパーの可能性も浮上していた

金メダルを掲げる西矢選手(中央)と、銅メダルの中山選手(右)。左は銀メダルのライッサ・レアウ選手(ブラジル)=7月26日撮影
金メダルを掲げる西矢選手(中央)と、銅メダルの中山選手(右)。左は銀メダルのライッサ・レアウ選手(ブラジル)=7月26日撮影
Ezra Shaw via Getty Images

7月26日のスケートボード女子ストリート決勝で、西矢選手が金メダルを獲得。日本史上最年少の13歳での快挙だった。16歳の中山楓奈(なかやま・ふうな)選手も銅メダルを獲得した。西矢選手は試合後のインタビューで、中山選手と競技中に話していた会話について「ラスカルの話をしてました」と振り返っていた

SNS上では『あらいぐまラスカル』のことではないかと話題になり、金メダルの快挙とリラックスした会話のギャップにほっこりする人が続出した。『あらいぐまラスカル』のワードはTwitterのトレンド入り。このキャラクターの公式Twitterが同日、スケートボードをするラスカルのイラストをアップして2人のメダルを祝福したほどだった。

西矢選手、中山選手、スケートボード🛹女子ストリートでのメダル🥇🥉獲得おめでとうございますミャ~🎵(◆'ᗜ'◆)/🎌#西矢椛 #中山楓奈 #スケートボード #女子ストリート #Tokyo2020 #ラスカル pic.twitter.com/onTENOGylE

— ラスカル(公式)🌽 (@Rascal_tweet) July 26, 2021

 その一方、中山選手は「ラスカルの曲を聴いてる」と試合後のインタビューで答えていたことから、イギリスの人気ラッパーであるディジー・ラスカルさんのことではないかという説も浮上していた。

しかし一夜明けると、あっけなく真相が判明した。地元・富山県の北國新聞は27日、中山選手が『あらいぐまラスカル』のテーマ曲が大好きで、練習中に聞くと気分が乗ると報道。「五輪決勝の舞台でも、優勝した西矢選手とラスカルの話で盛り上がった」と続けたことから、優勝インタビューで触れたのは『あらいぐまラスカル』の可能性が高くなっていた。

さらに、西矢選手と中山選手は27日朝、日本テレビ系の情報番組『スッキリ』に出演。番組の司会の加藤浩次さんの質問に答える中で、ネットを盛り上げたラスカルの真相を明かした。全文は以下の通り(以下敬称略)

■西矢選手「あらいぐまラスカルの歌です」と明かす。

――ラスカルってなんですか?

西矢:楓奈の試合中に聴いてるラスカルの歌の話をしていました。

――やっぱり歌なんですね。おじさんたちは『あらいぐまラスカル』だと思ってました。

西矢:あらいぐまラスカルの歌です。

――え!「ハリハリウェホハホー」で始まる歌(OPソングの「ロックリバーへ」)ですか?

西矢:はい。

―― 中山選手、なんでそれを聞いてたんですか?

中山:テンションが上がるからです。

―― あのアニメって、僕なんかが小さい頃にオンエアしてたんですよね。再放送か何かで見てるのかな?

中山:(CS放送の)キッズステーションで見てました。

―― キッズステーションで。うわ、謎が解けた。会議の中で大人たちは、ラスカルというラッパーがいるから、多分それじゃないかという話をしてたんですよ。違うんですね。あらいぐまなんですね。『あらいぐまラスカル』の話を西矢選手も知ってたということですか?

西矢:楓奈が歌を聴いてたっていうので、どんな歌なの?という話をしてました。

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