米ラッパーがライブ中に倒れ死去。「光りを放つ輝く魂を失った」

マライア・キャリーさんらとコラボしてきたラッパーのファットマンスクープさんが、米コネチカット州でのライブの途中で倒れて亡くなった
オーストラリア・パースで開催されたフライデーズ・ライブ'23に登場したファットマンスクープさん(2023年11月11日)
オーストラリア・パースで開催されたフライデーズ・ライブ'23に登場したファットマンスクープさん(2023年11月11日)
Matt Jelonek via Getty Images

アメリカのラッパー、ファットマンスクープさん(本名アイザック・フリーマン3世)が8月30日、コネチカット州ハムデンでのライブ中にステージで倒れ、亡くなった。53歳だった。

ファットマンスクープさんのエージェントは、「大変悲しいことに、大切な友人でクライアントでもあったスクープが亡くなった」とハフポストUS版にメールで述べた。

「スクープは音楽界で慕われ、その作品は世界中の数えきれないほどのファンに愛されました」 

「彼の象徴的な歌声や引き込まれるエネルギー、素晴らしい人柄は、音楽業界に消えない足跡を残しました。そのレガシーは、時代を超えた彼の音楽を通して生き続けるでしょう」

ファットマンスクープさんはニューヨーク生まれで、1999年のシングル 「Be Faithful(ビー・フェイスフル)」やミッシー・エリオットさんとの2005年のフィーチャリング曲「Lose Control(ルーズ・コントロール)」などで知られている。マライア・キャリーさんとも2005年の楽曲「It’s Like That (イッツ・ライク・ザット)」でコラボしている。

ファットマンスクープ」は、子どもの頃にアイスクリームが好きだったことから、おじがつけたニックネームだという。

ハムデンのローレン・ギャレット市長は30日、「ファットマンスクープさんが、ライブ中に容体が急変して救急車で病院に運ばれた」とソーシャルメディアで伝えていた。

ライブ会場で撮影された動画には、ステージを歩きDJブースに上がったスクープさんが、ファンに「声を出して」と伝えた後、倒れ込む様子が映っていた。

別の映像で、DJブースの後ろで心臓マッサージを受ける様子も捉えられていたと報じられている

スクープさんの家族は31日、ソーシャルメディア追悼メッセージを投稿した。

追悼文で「世界は昨夜、ステージ、そして人生で光りを放ってきた輝く魂を失いました。ファットマンスクープは世界的なパフォーマーであると同時に、父、兄弟、おじ、友人でした」と悲しみをつづっている。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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