2022年にエリザベス2世の即位70周年式典を開くというイギリス政府の発表は、チャールズ皇太子に道を譲るために女王陛下が95歳で退位する計画があるという噂を消し去った。イギリスでは、エリザベス2世が95歳の誕生日を迎える2021年4月21日で王位を退くという報道が出るなど、今後の進退が話題になっていた。
■在位70周年式典とは?
イギリスのデジタル・文化・メディア・スポーツ省は11月12日、女王の在位70年を記念して、2022年6月2日から4日間の「真に歴史的な」祝日のために国が団結すると発表した。
「イギリスの君主がこの歴史的な偉業を達成するのは初めてのことです」とリリースには書かれている。
「女王陛下のプラチナ・ジュビリー(即位70周年式典)は、真に歴史的な瞬間となるでしょう」と、オリバー・ダウデン文化相は発表で述べた。「イギリスの儀式の素晴らしさと最先端の芸術と技術を融合させた一世一代の壮大なショーを行う」として、「イギリス本国だけでなく連邦を一つにして、女王陛下の治世にふさわしい敬意を示すでしょう」とダウデン氏は続けている。
■退位の噂はどこから?
女王が95歳で退位するという噂は、2019年の冬に広まったが、おそらくロバート・ジョブソンが書いた伝記「70歳のチャールズ」が2018年に出版された後に始まったものと思われる。
この本の中でジョブソンは「ある高官が私に語ったところによると、女王は自分の死についてかなり考えており、もし女王が95歳でまだ生きているのなら、その治世をチャールズに譲ることを検討するだろうと考えているという」と書いていた。
チャールズ皇太子の広報担当者は当時95歳、またはそれ以外の年齢を機に、何かを変えようという予定はありません」と話した。
※この記事は、ハフポストUS版を翻訳したものを加筆・編集しました。