辺野古への新基地建設に向けた工事の停止を求める署名活動に、世界から注目が集まり始めた。
イギリスのロックバンド「Queen」のギタリスト、ブライアン・メイさんが1月7日未明、TwitterとInstagramで署名への呼びかけをした。
メイさんはTwitterに「緊急 !!!緊急 !!! この請願書にサインをして、アメリカ軍の基地拡張によって脅かされている美しいサンゴ礁とかけがえのない生態系を救おう」と投稿。
URGENT !!! URGENT !!! PLEASE SIGN THIS PETITION to save a beautiful coral reef and irreplaceable eco-system, threatened by USA extending an airbase. Bri https://t.co/CyXjTbObeu
— Dr. Brian May (@DrBrianMay) 2019年1月6日
署名は1月7日まで。期限が迫るなかで、メイさんは「緊急!沖縄のかけがえのないサンゴ礁の破壊を止めるための請願書へ署名する最後のチャンスだ」と続けた。
Instagramでも、同じ文章で呼びかけ、署名サイトのURLと画像を載せた。
投稿には、「忠告をありがとう!ブライアン」「私たちの問題を気にかけてくれてありがとう!」といったコメントや、日本では沖縄にアメリカ軍の基地が集中している現状を伝える意見などが寄せられた。
一方で「簡単な問題ではない。極東の軍事的均衡は沖縄によって成り立っているので、署名はできない」といったコメントもあった。
1月7日正午までに18万筆超
辺野古への工事停止を求める署名サイトには、1月7日正午現在で18万筆を超えた。
30日間の期間中に10万筆を上回ると、米政府は内容を検討。何らかの返答をする仕組みとなっている。 署名をめぐっては、タレントのローラさんや沖縄県出身のタレント・りゅうちぇるさんも署名し、呼びかけをしたりリツイートしたりしたことで、反響が起こっていた。
今回は署名が10万筆以上集まっているので、「We the People」のサイト上でホワイトハウスからの返答があるとみられる。過去のほかの署名活動では「A response to your petition(請願への返事)」という題名で、ホワイトハウスの見解が掲載されるなどしている。