結婚が延期された秋篠宮家の長女眞子さま(26)と小室圭さん(26)。その理由について、眞子さまは「充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました」と、宮内庁を通じて「お気もち」を表明した。
過去に皇族の結婚が延期されたのは、自然災害や皇族の逝去した場合による場合がほとんどで、今回のように当事者の事情で延期されることは異例だ。
■「小室さんの母親に金銭トラブル」 週刊誌が相次ぎ報道
小室さんをめぐっては、母親(51)が金銭トラブルを抱えていたと、複数の週刊誌が報じている。
きっかけとなったのは、2017年12月の「週刊女性」の記事だ。小室さんの母親が元婚約者とされる男性(68)から「400万円以上を借りて返済していない」などと報じた。
年明けには「週刊新潮」「週刊文春」なども同様の記事を報じた。
これらの記事によると、小室さんの母親は、夫と死別後に婚約した男性から、生活費のほか、息子の大学入学費や授業料、留学資金などで金銭的な援助を受けていたという。
時事ドットコムは、男性が同社の取材に対して「小室さんが海外留学する際に母親も車に乗せて空港まで送ったり、記念日に小室さん親子と一緒に食事をしたりした話を披露した」「自宅で小室さんにパソコンの指導をしたこともあると明かしていた」と伝えている。
小室さんの母親と男性の関係はその後、破たん。「週刊女性」によると、男性は2012年9月ごろ、婚約解消を伝えたという。
男性はこれまでに渡したお金は「貸したものだから、返して欲しい」と文書で伝えたが、小室さん母から「お金は贈与されたもの」なので、返金はしないと連絡があったという。
読売テレビは7日、小室さんの母親が週刊誌の報道があった2017年12月以降、複数回にわたって秋篠宮家を訪れていたと報道。「秋篠宮ご夫妻と面会し、週刊誌報道についても話したものとみられる」と伝えた。
■宮内庁幹部「週刊誌報道は延期と関係ない」と強調したが...
宮内庁の加地隆治宮務主管は2月6日の会見で「ご結婚の意思は変わりない」と繰り返し強調し、「週刊誌報道は延期と関係ない」と明言した。あくまで準備不足が延期の理由だという。
しかし、満を持して「婚約発表」があって以降、これまでに特にスケジュールの変更があったという発表はなかった。
宮内庁は結婚の延期時期について、「来年は一連の重要な儀式等が執り行われることから,それら一連の儀式等が滞りなく終了した再来年になる見込みです」と説明している。
放送大学教授で近現代の天皇・皇室を専門とする原武史さんは、結婚延期の発表について「来年は退位などの行事がたて込んでいるのというのは、前からわかっていたことではないのか。何を今更という感が強い」とツイート。宮内庁の説明に疑問を呈した。
読売新聞によると、6日の会見では報道陣から「必要な準備とは何か」「宮内庁は助言しなかったのか」などと延期の経緯を確認する質問が相次いだが、加地主管は「説明が難しい」「文書の通り」「具体的には控えたい」と述べるにとどめたという。