アメリカ大統領選の討論会委員会は10月9日、1週間後の15日に予定されていた2回目の大統領討論会を中止すると発表した。
「バーチャルでの討論会の参加について、候補者ふたりの陣営がそれぞれの声明を発表したことを受けて、15日の討論会を中止することにした」と、委員会は説明する。
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15日の討論会はフロリダ州マイアミで行われる予定だった。しかしトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したこと受けて、委員会は8日に「関係者の健康と安全を守るために、別々の場所から参加するバーチャル方式にする」と発表していた。
この発表に対して、トランプ氏は「バーチャルでの討論会は時間を無駄」と参加を拒否。
バイデン陣営はバーチャル形式に同意したものの、トランプ大統領が参加を拒否したことから、15日はABCニュース主催でタウンホールミーティングをすると発表した。
トランプ大統領は新型コロナウイルスに感染した後、3日間入院してホワイトハウスに戻った。
Twitterに投稿した動画では「体調はいい」と話していたが、8日に出演したFOXニュースの電話インタビューでは何度か咳き込む場面もあった。また、最新の検査で陽性か陰性かを聞かれた質問には答えなかった。
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15日の討論会が中止になったことで、残りは10月22日にテネシー州ナッシュビルで開かれる討論会のみとなる。