コウモリのようなモモンガのような不思議な姿……。『スター・ウォーズ』の「ポーグ」というキャラクターにも似てる。新種の翼竜の想像図がキモかわいいと世界のSNSで話題になっている。
■中国で新種の翼竜が発見
それが、「シノマクロプス・ボンデイ(Sinomacrops bondei)」と命名された新属新種の翼竜だ。中国河北省のジュラ紀の地層から化石が発見された。中国・ブラジル・イギリスなどの国際研究チームが3月31日、オンライン雑誌「PeerJ」に論文を発表した。
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コウモリのような姿で知られる「アヌログナトゥス科」の一種。この仲間は、空中で昆虫を食べて生活していたと考えられている。
今回の「シノマクロプス・ボンデイ」は、模式標本となった化石の写真を見る限り、体長十数cm程度とスズメのようなサイズだ。
論文に添付された想像図ではモモンガのようなずんどうな体型をしており、カエルのようなつぶらで巨大な目が印象的だ。
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■スター・ウォーズに登場する「ポーグ」とは?
『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』では、鳥類のような生物「ポーグ」が登場する。ルーク・スカイウォーカーが隠遁生活を送っている惑星「オク=トー」の崖に棲息している生物だが、このポーグに今回の翼竜に似ていると国内外のSNSで話題になっていた。
イギリスのエディンバラ大学で古生物学を学ぶナタリア・ジャギエルスカさんは、今回の翼竜とポーグの画像を並べて「同じ種類だ」とツイートした。「こんな生物が現代でも生存しててほしかった」などと反響を呼んでいる。