過激派組織「イスラム国」(IS)が、イタリアとローマ法王フランシスコに対するテロ攻撃を予告した。英タブロイド紙のデイリーエクスプレスなどが報じた。
インターネット上で公開された約7分間のビデオ声明の中で、ISの戦闘員が、ローマ法王の写真をやぶいたり、教会のキリスト像を破壊したりしながら、「覚悟しろ。次はローマだ」と語っている。
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映像は、シリアやイラクでの支配地域を失ったISが勢力の拡大を図っているフィリピンで撮影されたものとみられてる。
ニューズウィークによると、バチカンのスイス衛兵の長官は、ISや関係勢力によるローマへの攻撃について「おそろく時間の問題だ」との見方を示している。
同時に、過激派の攻撃からフランシスコ・ローマ法王を守る治安部隊の準備は整っているとも述べた。
ISは、ローマを征服することを彼らの重要なミッションだと考えている。
イスラム過激派はこれまでも、宣伝活動のためローマ法王やバチカンのイメージを利用し、カトリック教会のシンボルであるバチカンを転覆させると主張していた。