ポケモンGOが新バージョン0.111.3にアップデートしました。
ポケモン育成を激変させる新システム「キラポケモン」実装に加え、要望の多かったギフトの個別削除やフレンドのソート、ニックネーム付与など、細かな遊びやすさの改善が含まれています。
公式のアップデート点はこちら
- 新要素「キラポケモン」が登場します。
- ポケモン交換で交換に出されたポケモン同士が、稀に「キラポケモン」になることがあります。
- フレンドリストを並べ替えたり、フレンドにわかりやすいニックネームをつけたりできるようになりました。
- フレンドから贈られてきたギフトの中に、ほしのすなが入っていることがあるようになります。
- ギフトを贈ったトレーナーが、XPを獲得できるようになりました。
- フレンドに贈っていないギフトを削除できるようになりました。
- 不具合の修正やパフォーマンスに関するアップデートを実施しました。
もっとも大きな変更点の「キラポケモン」は、ポケモンをトレードすると一定確率で手に入る特別なポケモン。強化に必要なコストが低く、早く育てられます(例では半額)。
キラポケモンについて詳しくはこちら
コストが低いだけでなく「バトルで強い可能性が高い」、つまり能力が高い傾向があることから、一般的なプレーヤーにとっては手に入れば無条件に育てる対象になりそうです。
一方、妥協せず厳選に厳選を重ねるこだわり派トレーナーの場合は、キラでそれなりに強い個体を安く育てるか、キラではないけれどパーフェクトな個体を通常のコストで育てるかの葛藤がありそうです。
(同輩同士で片端からトレードして色違いパーフェクトキラを目指すのかもしれませんが。)
今回の大きな変更点は、追加されたばかりのフレンドとトレード周りの調整。
特に、要望が多かった「ギフトの個別削除」や「フレンドのソート」「フレンドのニックネーム(表示名)カスタマイズ」に対応しました。
ポケモンGOのギフトは、入手したポケストップが相手に絵葉書のように伝わるシステム。旅行先や、逆に人の多いターミナル駅などならばそれほど困りませんが、たとえば自宅と重なったポケストップや最寄り駅から手に入れたギフトの場合、繰り返し贈れば、相手に大まかな活動範囲や、おそらくは住所に近い場所がかなりピンポイントに特定できてしまいます。
ゲームの設計として「住所バレが嫌な相手とはフレンドになるな、ギフトシステムも使うな」という思想であればそれはそれで仕方ありませんが、仮に顔見知りでレイドを一緒に遊ぶ程度の仲だったとしても、自宅まで知られて困るかどうかはトレーナーによって違います。
従来はギフトを捨てることができない仕様だったため、例えば住所などを特定されそうなギフトが手持ちに一杯になってしまった場合、本当に親しいフレンドにだけ贈る、逆にネットで番号を交換して見ず知らずの外国人などに引き取って貰う、などの方法で処分する必要がありました。
そもそも苦情が来ることが容易に想像できるであろう「場所特定」+「捨てられない」仕様にしていた理由が、すぐ溢れる上限数と併せてどんどん惜しまず使ってほしい、荷物を圧迫しても捨てずにできるだけフレンドを作って贈ってほしい、以外にあったのか謎ですが、ユーザーの声に対応したのは良いことです。
フレンドのニックネーム(表示名)、ソートも要望が多かった点。知り合いやSNSのフレンドなどを多く追加した場合、このトレーナー名は誰だっけ?が分からなくなることも多く、フレンドリストがあるアプリなら最低限備えていて欲しい機能です。
ギフトの中身にほしのすなが追加されたこと、贈る時点でXPが得られるのはギフティング調整テコ入れ策。
当初はアローラのすがた確定の7kmタマゴが目玉でしたが、タマゴから孵化するバリエーションが少なく、なかには普通に野生で頻繁に見かけるコモンすら含まれているため、一度揃えてしまうとむしろアローラのタマゴは邪魔になります。
ギフトの内容も実装直後にかなり下方修正されたため、大親友を目指す相手以外とも継続して送り合う意義が増えるのはありがたい修正です。
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(2018年7月24日Engadget日本版より転載)