人気ゲームタイトル、ポケットモンスターに登場する「イシツブテ」が岩手県とのコラボレーションで着ぐるみになった。しかし、その「脚が見えない」とネット上で話題になっている。
岩手県は5月14日、「イシツブテ」が「いわて応援ポケモン」に就任したと発表した。
岩手県と株式会社ポケモンの連携協定の一貫として実現した。協定では、岩手県とポケモンが、観光振興や県産品の消費拡大、それに東日本大震災からの復興に向けて連携することになる。
株式会社ポケモンは、被災地支援活動「POKEMON with YOU」を続けていて、岩手県に連携できないか打診していた。
岩手県広聴広報課は、イシツブテについて「『岩』から『手』が出ているイシツブテは、まさに岩手にピッタリ!」とツイートしている。
連携の具体的な内容は今後検討する予定だが、スタンプラリーや、スマホアプリ「Pokemon GO」を活用したフォトコンテストなどが企画されていて、イシツブテはこうしたイベントのマスコットとして活躍するという。
■足に「透過処理」?
一方でネットユーザーの話題を呼んでいるのはイシツブテの「脚」だ。イシツブテは通常、丸い岩石のような顔の側面から2本の腕が生えているデザインで、脚は見受けられない。
しかし着ぐるみとなると話は別だ。夢を壊すようで偲びないが、「中の人」には当然脚があり、着ぐるみからも生えている。
注目されているのはその模様だ。「PhotoShop」などの画像処理ソフトで、画像の一部を見えないようにする「透過」処理されたことを表す背景画面と酷似しているため、「脚がないように見える」と笑いを誘っている。
なぜ、この模様になったのか。ポケモン社の担当者は「グリーティングなどで皆様とお会いするために、適切な形とさせて頂きました」と子供の夢を壊さない流石の対応だった。