バーガーキングがImpossible Foodsの100%植物合成肉を使ったImpossible Whopperの販売を全米に拡大する一方、ケンタッキーフライドチキンもまたBeyond Meat製の100%合成肉ナゲットの試験販売が盛況になるなど、北米ではファストフードにおける偽肉ブーム(?)が沸き起こっているようです。
そしてついに、ファストフードの巨人マクドナルドも、偽肉バーガーの販売に乗り出すことがわかりました。マクドナルドは、カナダ・オンタリオ州南西部にある28店舗で、Beyond Meat製の植物製合成肉を使用したハンバーガー「Plant Lettuce Burger」略して「P.L.T.バーガー」を販売します。
店舗を限定しての販売は、P.L.T.バーガーに対する顧客からのフィードバックを得るためで、提供期間もまずは12週間、およそ3か月に限ります。偽肉バーガーで先行するバーガーキングも、当初は一部の店舗に絞って試験的な販売を行い、顧客の反応を確認してから全国販売に切り替えていたことを考えれば、マクドナルドでも同様のステップを踏むものと考えられます。
マクドナルドのグローバルメニュー戦略担当副社長Ann Wahlgren氏は「この試験販売はP.L.T.バーガーの提供することによる影響を知るためのもの」だと述べています。そして顧客からのフィードバックを得て、どれほどの需要が期待できるかを分析するとのこと。
P.L.T.バーガーはビッグマックよりやや高い価格設定になるとのことですが、もしも日本でも将来的に販売が開始されるなら、どんな味がするか試してみたいものです。
2019年9月27日Engadget日本版(「マクドナルドも偽肉バーガーを販売へ。カナダの28店舗で試験導入」より転載)
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