違法薬物のコカインを使用したとして、麻薬取締法違反の罪に問われているミュージシャン、俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)被告の初公判が6月5日、東京地裁で開かれ、同被告は起訴内容を認めた。
黒いスーツに黒ネクタイ姿で法廷に現れた瀧被告は、傍聴席を見渡すと、小さく会釈。起訴状が読み上げられ、起訴内容に間違いがないか問われると瀧被告は「はい」と述べ、起訴内容を認めた。
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裁判官から職業を問われると、「ミュージシャンをやっておりますけれど、事務所を解雇されたので無職です」と答えた。
ピエール瀧被告 初公判始まる
瀧被告は、3月12日ごろ、東京都世田谷区のマンションの一室で若干量のコカインを吸引したとして、起訴された。
朝日新聞デジタルによると、関東信越厚生局麻薬取締部が逮捕した際の調べには、容疑を認め、「20代の頃からコカインや大麻を使っていた」と話していたという。
瀧被告は保釈された4月4日、「反社会的な行為により、大変多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪していた。
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所属していたソニー・ミュージックアーティスツは、マネジメント契約を解除している。
事件発覚後、瀧被告が所属するテクノユニット『電気グルーヴ』の作品や、過去の出演映画・ドラマなどの販売・配信が停止される自粛ムードの一方で、すでに撮影が終わっていた出演映画がそのまま公開されるなど、対応が分かれた。