それは「政策的な立ち位置の整理」です。
27日に総選挙後初の両院議員懇談会、総会が行われました。私がその場で強く主張したことは「政策的立ち位置の整理」の必要性です。
多くのメディアでも、色んな人がそれぞれ話されるので、私自身も毎日テレビを見ながら何を信じたら良いのか混乱していたと言うのが正直なところです。
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しかし、実際に民進党と希望の党の実質合流において、交わした政策合意は、一枚の政策協定書のみなのです(添付の通り)。
これが、いわゆる「踏み絵」です。
私達が選挙に勝ちたい為にころりと政治信条を変えたと言われていますが、憲法については「憲法改正を支持」、安全保障については「安保法制は憲法に則り運用、不断の見直し」だけです。
「安保法制の容認」や「9条の改正支持」ではありません。
だからこそ前原代表提案の、民進党公認を全て取り消し、全候補を希望の党に公認申請する、安倍政権のやりたい放題を止めよう、2大政党をつくる事に賭けてみよう、そう皆で決心できたのです。
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しかし、いまや総選挙に惨敗し少数政党となった希望の党は、核となる政策の方向性を示せなければ、国民から党自体の存在意義を疑われかねません。
憲法改正一つとってみても、希望の党の共通項は「憲法改正の支持」のみであり、私のような9条改正は不要という考えのものから、9条改正の必要性を強く信じる議員まで各々の考え方を主張せざるを得ない状態となっています。
このような状態を放置することは、ただでさえ傷ついた党勢を一層落とすものになっています。
私は、直ちに全員でこれを前向きに議論する中で一定の方向性整えるべきだと考えています。
(2017年10月29日「寺田学のオフィシャルウェブサイト」より転載)