「初任給」と聞いて、どんな気持ちになるだろう?
株式会社Paidyの調査では、「嬉しかった」「ワクワクした」など、多くの社会人が初任給に対して特別感を抱いたことがわかる。
しかし、初任給の「使い道」は、約6割が「覚えていない」という。一方、使い道を覚えており、かつ自分のために使った人の82.3%が「その先の生活の充実度が高い」と回答している。
2021年度入社の新社会人は、どんな使い道を選ぶべきだろう?今回は、まだ初任給の記憶の新しい、2020年度入社の会社員3人に話を聞いた。
■ 参加者(左から)
田代さん: 広告代理店勤務 新規事業に携わる大角さん:独立行政法人勤務 現在は北海道勤務
高橋さん:IT企業勤務 人材系の仕事に携わる
「一生に一度だからちゃんと考えて使え」研修担当の言葉が響いた
──早速ですが、初任給は何に使いましたか?
スーツです。会社員になって体重が落ち、服のサイズが合わなくなったんです。だから、安価なセットアップを3着、組み合わせて楽しめるように選びました。
両親へのプレゼントも考えたけど、直接会えないので、また今度何かするねと伝えて、初任給は自分のために使いました。
私は脱毛に使いました。仕事が忙しくなると、自分にかける時間が蔑ろになるから、初任給のタイミングで始めてよかったと思います。
あとは、大学院留学を目指して、英会話スクールに。ちょっと高いスクールにしたので、そこは調子に乗ったなと思っています(笑)。 今は会社の制度で安く通えるところに変えました。
新卒研修の担当の方が、『一生に一度だからちゃんと考えて使え』って言ってくれたんです。そこでちゃんと考えて、初任給で両親に何かを買う機会は人生に一度だけだからと、両親に花を贈りました。
あとは、ずっと狙っていた扇風機も買いました。始まってすぐリモートワークだったので、住環境に投資するのはいいかなと思って。
坊主に、スーツ。「かっこいい社会人になりたい」という今も変わらない思い
── みなさん、それぞれなぜそこに使ったんですか?
入社当時、坊主だったんです。坊主がかっこいいと思っていたし、人からも覚えられやすい。人からの見られ方は結構こだわるタイプなんです。
特に入社当時は、『かっこいいビジネスマンになりたい』という思いが強く、それがスーツに反映されているのかも。その思いは今も変わらないし、当時買ったスーツは今も着ています。
今までは『人のために』使うことが多かった。仕事も国際協力ですし、プライベートも、友達のご飯は贅沢するけど、自分のためには結構ケチ。
初任給は、その反動で『自分のために』って思い切って使えた気がします。両親や友人にも会えない状況もあいまってですが。
住環境を重視しているから、扇風機だったのかもしれないです。今も、家具やインテリアにお金を使うことが多いので。住環境を整えることが、人生のゆとりや豊かさにつながると思っているから、優先度が高いんだと思います。
リモートで可哀想と言われるけど、「なんじゃコラ」くらいの気持ちで
──2020年卒はリモートから社会人スタートというつらい代でしたよね。
初任給で飲みにいくのもできなかったですね。リモート飲み会はしたけど、すぐなくなってしまって。
僕もリモート飲み会はやったけど、つらかったですね。同じ事業部の同期は、その後に交友関係をつくっていけましたが、なかなかみんなと仲良くなるのは難しかった。
私も研修の数日間しか同期と会えず、その後すぐに北海道に転勤でした。同じような業務内容のメンバーとは、その後リモートでも仲良くなれましたが…。新卒全体では人数が多いので飲み会はできず、リモート飲みも盛り上がりにくかったです。
── 同じく2021年入社の皆さんも厳しい状況だと思います。どう乗り切るといいと思いますか?
研修時に同期とは仲良くなれても、先輩との繋がりはない。リモートはさらに繋がりにくいので、早い段階からもっと意識して縦のつながりも広げられたらよかったと思います。シャッフルランチとか社内制度を使ってもいいし、『お話聞かせてください』って自分からコンタクトとるのもいいと思います。
隣に先輩がいたらすぐ聞けるのに、わざわざオンラインMTGをセットしなきゃいけないとか、やりづらいこともありますよね。ただ、働きやすい環境や、チャンスをどうつくるかは、クリエイティビティで解決できると思う。
確かに、リモートだからもっと頑張らないといけないこともあるけど、そこはストイックに何ができるか考える。それがさらに自分の力になるかもしれないと、自分への戒めを込めて思います。
コロナ時代だから、リモートで可哀想、とか言われるけど、なんじゃコラくらいの気持ちでいます。むしろ、なんでデメリットだと捉えるんだろうと思う。リモートをよくないと思っている組織もありますし、2021年入社の方も、そういう空気を感じるかもしれない。でも、それを逆手にとるくらいの気持ちで仕事をしようと、私も意識しています。
これからのスキルアップのために「いいカメラ」を買いたい
── 初任給から一年。今のお金の使い方を教えてください。
この間、新しい真っ白なスニーカーが届きました。普段はそんなに物欲はないけど、新年度なので、心機一転ということで買いました。
これから暖かくなるので、ジャケットの下のインナーとか、靴下も、買うだろうなと思います。やっぱり今後も、見た目に関わることには投資したいです。
北海道にきてから、東京ほど交際費などにお金も掛からないので、貯金しています。だからこそ、人と一緒に使う機会があれば使いたいです。両親に初任給で何もできていないので、改めて何かしたり。初任給は自分のために使った分、これからは人のために使いたいです。
僕は交際費が多いです。お酒が好きで、そのために稼いでいると言ってもいいくらいなのでそこは惜しまないですね(笑)。あと、貯金は積極的にしています。やりたいことができたときにパッと使えたらいいなと思って。
今、ちょうど貯金でいいカメラを買おうと思っています。大学でも写真を撮っていたのですが、また始めたら、いろいろな場面でそのスキルが生かせるかなと。そういう自己投資に使うお金も増やしたいです。
後悔しない、記憶に残る使い方をしよう
── 2021年入社の皆さんに、一言お願いします。
初任給をどう使ったかは永遠に残る。だからこそ、誰かのために使うマインドもやっぱりいいなと思いました。僕はコロナの状況もあり、両親にプレゼントしませんでしたが、自分のためと、恩返ししたい誰かのために、どちらにも使うと後悔しにくいかもしれないと思います。
自分が納得できていればいいと思います。自分は、どう使いたいんだっけ?って一回考える。それだけで、記憶への残り方も違うし、後悔もしないと思います。それがたとえ飲み代でも。
私は羽振りよく使えるタイプじゃないけど、初任給は色々なものを取っ払えるタイミングだと思います。だから、思い切り使うのもいいかも。きっと思い出になるし、社会人になったなという感覚も得られる気がします。
初任給は、自分の未来のために賢く投資しよう
それぞれの想いが込められていた「初任給の使い道」。入社から1年が経った今、その使い道は、生活や仕事への向き合い方に反映されているようだった。
2021年入社のみなさんは、まさにこれから初任給を使うタイミングだろう。
一生に一度の経験だからこそ、思い切って自分に投資をする、大切な人へこれからもよろしくという意味でプレゼントもいいかもしれない。
自由に使えるお金も、お金に対する考え方も人それぞれだ。ただ、どんな使い道を選ぶとしても、「自分の未来へ繋がる」ものに投資することは、最良の選択の一つだと、3人の話を聞いて感じた。
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あと払いサービス「ペイディ」が、#初任給でファーストバイ キャンペーンを開催!
「夢に自信を、心に余裕を持てる世界を作る」ことを目指すペイディ。大切な初任給を「記憶に残るだけではなく、未来につながる初めの一歩のために使ってほしい」という想いを込め、キャンペーンを開催しています。
初任給でできる、そのたった一度きりの買い物を「ファーストバイ」と名付け、4月23日(金)からインフルエンサーが初任給の使い道を語る「#初任給でファーストバイ」のWeb動画を公開するほか、初任給の使い道を語るハッシュタグキャンペーンなどを展開します。
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