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アメリカ・ミネソタ州で動物専用トンネルが完成し、早速カワウソなどが利用していることが確認された。
このトンネルは、動物たちが安全に道路を渡れるようにすることを目的に、レバノンヒルズ広域公園沿いにあるクリフロードの下に作られた。
ダコタ郡公園局は8月18日、2匹のカワウソがこのトンネルを利用する映像をFacebookで公開し、「野生動物回廊は、大賑わいです!」と伝えた。
プレスリリースによると、新たに設置されたのは野生動物たちが安全に通行するための、3つの「カメトンネル」や「動物横断歩道」だ。
プロジェクトを担当したダコタ郡自然資源部とミネソタ動物園のチームは、クリフロードで小動物が車に轢かれており、動物たちにとっての「危険地域」だと以前から認識していたという。
公園局自然資源部のトム・レワンスキ氏は「このトンネルのプロジェクトにより、野生動物が少しでもより良く、安全に移動できるよう助けられる」と期待を語っている。
トンネルを利用しているのはカワウソだけではない。
公園局はリスとマスクラット、カメが通行している画像もFacebookに投稿。
「トンネルが開通してからわずかな時間で、すでにカワウソ、マスクラット、リス、カミツキガメなど、多くの動物が利用していることを確認しました!」と報告している。
アメリカで最も有名なカメトンネルは、フロリダ州レオン郡のジャクソン湖エコパッセージだろう。
この動物専用道路は、5年の間に数千匹のカメを含む多くの動物が4車線の幹線道路で命を落としていたことが確認された後、2010年に完成した。
このトンネルを作るにあたり、一部の議員からは「政府予算の無駄遣いだ」という批判があったものの、プロジェクトを主導した生物学者のマシュー・アレスコ氏は、動物の命を救う点において大きな成功だったと考えている。
アレスコ氏は完成後の2012年、ジャクソン湖エコパッセージについて「この数カ月間観察してきましたが、まさに意図した通りに機能しています」とタラハシーマガジンで語った。
「動物たちは(トンネルを)行ったり来たりして利用しています。防御用の壁の中にとどまり、路上で死んでいません」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。