米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、6月の月間MVPを獲得した。
投手として奮闘しながらホームランを15本放つなど、まさに「誰にも止められない」状態だった。
そして、大谷選手が“日課”のようにホームランを打つ中、打たれた投手の仕草にも注目が集まり、同情する声も上がっている。
直近の3本を振り返った。
27号ホームラン(日本時間6月28日)
大谷選手はこの日、投手としても出場していたが、自信を援護する先制のソロホームランを放った。
95マイルをフルスイングし、ボールは綺麗な円を描くようにライトスタンドに吸い込まれていった。
投手は打たれた瞬間、打球の行方を一瞬確認するも、ホームランを確信してすぐにうつむいた。
そして、ゆっくりと1塁方向に走る大谷選手を「チラッ」と確認したように見える。
大リーグの日本人選手の活躍を伝える「MLB Japan」(@MLBJapan)は「大谷翔平 先発登板の試合で両リーグ単独トップを快走する第27号先制ソロホームラン 主砲の確信弾でエース・大谷を援護しました」とツイート。
「どんな打球音だよ」「エース大谷を主砲大谷が援護」「文章おかしいんだけどあってるんだよなあ」といったコメントであふれかえっていた。
29号ホームラン(日本時間6月30日)
9回2死の最終打席の場面で、29号2ランホームランを放った。
難しい外側に逃げていくようなボールで、投手としてはほぼ完璧なコースに投げ込んでいるようだが、これを振り抜いてセンター左に叩き込んだ。
それでも投手は、打球音や大谷選手の「確信歩き」からホームランを確信したのか、振り向いて打球の行方を追わない。
そのまま下を見ながら前に歩き出し、「はあ」とため息をついているかのような背中だった。
MLB Japanも「6月だけで14本塁打を放ち、月間本塁打数でチーム史上最多&日本人史上最多を更新しました」とツイート。
大谷選手を誰も止められず、「最近打たれたピッチャーが打球追わなくなってきてる」といったコメントもあった。
30号ホームラン(日本時間7月1日)
最後は、150メートルの超特大ホームランを打った場面だ。
6回走者なしの場面、左投手が投げ込んだ84マイルのボールが甘く入った。
大谷選手は見逃さずに強振。ライト席に叩き込んだ。
超特大の一発に、投手は投げる動作のまま“くるり”と回転。ボールの行方を追わず、次の強打者・トラウトに備えて気持ちを切り替えているようだった。
なお、この動画にはネクストバッターサークルにいたトラウトも、「え?」と驚くような表情でベンチを見る様子が映っている。
Twitter上では、 「ピッチャーが打球の行方を見ずに、三振とったかのように切り替えてるの好き」「凄すぎて相手チームの投手も打者の大谷選手への攻め方がわからない」「ピッチャーも確信歩き…」といったコメントで埋め尽くされていた。
このほか、6月は大谷選手が打つたびに「大谷選手が凄すぎる」や「あんな難しいボールをスタンドまで運ばれたらピッチャーに同情するわ」といった声であふれた。
7月も大谷選手から目が離せない。