「代金を振り込んだのに、商品が届かない」「注文とは異なる商品が届いた」──。新型コロナウイルスによる外出自粛でEC(インターネット通販)の利用が増えるなか、悪質ネット通販を見分けるポイントを消費者庁が解説しています。
消費者庁が挙げる、悪質ネット通販を見分けるポイントは下記の4つです。
不自然なURL・・・URLに「.xyz」など見慣れないトップレベルドメインが使用されている
不自然な日本語・・・字体に通常使用されない旧字体が混ざっていたり、機械翻訳を通したような不自然な日本語表現がある
他ECより遥かに低価格・・・全ての商品が他のサイトと比較して大幅に割引されている
振込先口座と運営者の名義が異なる・・・銀行振込先の口座の名義がサイト上の事業者名や責任者名と異なっている
悪質ネット通販では、URLに「.xyz」などの見慣れないトップレベルドメインが使用されている場合が多いとのこと。
また、「.com」など、よく目にするドメインを使用している場合でも、他のECサイトと比較して大幅な割引をしている場合は注意が必要だといいます。
不自然な日本語も見分けるポイントであるとのこと。今では一般的に使われていない旧字体が混ざっていたり、機械翻訳を通したかのような不自然な表現が多数ある場合も注意が必要です。
振込先の銀行口座名義が、ECサイト内に記載の運営責任者と異なる場合も多いとのこと。ネット通販では特定商取引法に基づき運営者の名称・住所・電話番号の記載が義務付けられていますが、ここに全く関係のない第三者または架空の住所や電話番号を記載する場合があるといいます。
少しでも不安に感じた場合は、サイトを運営する事業者名・住所・電話番号をインターネットで検索し、架空の住所となっているなどの不審な点がないかを調べるなどして、その事業者の存在をよく確認するよう消費者庁は呼びかけています。
2020年5月7日Engadget 日本版「悪質ネット通販を見分けるポイント、消費者庁が解説」より転載
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