9月23日 土曜日 天気:曇り時々雨 肌:潤いあり
私の周囲に広まりつつある「1カ月間、ノーメイクで過ごしてみるチャレンジ」。
変な人だねって思われるのではなく、「面白いじゃん!私もやってみる!」と前向きにとらえてくれる人が多くてびっくりした。
この企画の影響で、実際に1日だけ、自らすっぴん出社に挑戦した3人の女性に話を聞いてみた。
💁大手化粧品会社で勤めるKさん 24歳
その日内勤だったため、外の人に会う予定はなし。
さらに、返品確認作業をしていたため、近くにいた同僚はおじさん一人だけ。ギリギリばれないかと思い、チャレンジしてみました。
結果は・・・
普段メイクしないおじさんといえど、化粧品会社に勤めている会社員。すぐにバレました。
『今日それすっぴん?』
「そうです!」
『笑、化粧しろよ!笑』
セクハラに該当するのではないかと突っ込みたくなりますよね。でも、このおじさんにとって、それはセクハラだというマインドは全くないっぽい。身だしなみの一つを忘れてきた人に対する言葉を投げかけられたようでした。
「1カ月ノーメイクチャレンジ」についても、そのおじさんに話してみました。
すると、「うちの会社じゃ無理だな」と一刀両断。化粧品会社はメイクが商品であるため、メイクをしないことは、そもそも扱っている商品へのリスペクトがないとされるのでした。
私が思ったこと:化粧品会社ですっぴんで出社する、ってそれ自体がもう革命的だ。でも、リスペクトっていうなら、おじさんもメイクしようよ、と私は思ってしまった。
💁人材コンサル企業に勤めるSさん 26歳
様々な大手企業に対して人材コンサルをしています。たまに私よりもずっと年齢が上の人たちにアドバイスしなくてはいけない場面もあります。そして、その日は誰もが知る大手広告代理店での研修でした。私は、ノーメイクで挑みました。
結果は・・・
実は、いつも以上にものすごい集中できたんです!
結構コンサルや研修をやっていると、それなりに「若くみられない努力」「知的に見られる努力」をしてしまうんですよ...その立ち振る舞いとかに(つまり本題とは少し違うところに)どれだけ自分のエネルギーを注いでいたかということに気がつきました。
でも、そんなことより、すっぴんでも言葉や立ち振る舞いがどうでも、その場でなすべき仕事(本題)に100%集中できる方が、よっぽど影響力としてパワフルだということがよくわかりました。
いいインスピレーションをありがとうございます!
私が思ったこと:メイクをしないことが、彼女の仕事にプラスに働いたことは本当に嬉しい。全員にこの結果は当てはまらないかもしれないが、すっぴんになって仕事の効率が上がる、というのは面白い結果だと思った。
💁フリーランスのNさん 30歳
初めて平日にすっぴんにしてみたよ。
休日にすっぴんになることが多かったから、正直そんなに大変な企画だと思っていなかったけど、
結果は・・・
朝顔を洗って、着替えてそのまま外出することに大きな違和感を覚えた。
化粧をすることで、仕事モードへの切り替えをしていたから、切り替えをしないまま仕事に向かうことに抵抗があった。
周りは、私がノーメイクだってことをあんまり気付かなかったから自分だけその「切り替え」ができないままもやもやしながら過ごした。
私が思ったこと:私も、最初の1週間は切り替えがない状態が一番嫌だった。仕事モードのスイッチがいつまでも「オン」にならないまま、オフィスに向かう感じだ。
その代わりにわざと普段来ないような服を着て、別の「切り替え」を作ろうとした。ネイルをしたり、スキンケアをいつも以上にしたり、カフェで飲み物を買ってから出社したり...。メイクに代わる「切り替え」を見つけることに苦労した。
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この3人とは別に、「私はワンデーすっぴんチャレンジ」であっても、到底できない。という声もあった。
「すっぴんは、会社にノーパンでいくようなもの、ありえない」と話す人もいた。
実際にすっぴんチャレンジをしなかったとしても、「もしそんなことをしたら...」と想像するだけでも、自分とメイクとの関係がよくわかるようだ。
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ハフポスト日本版でエディターとして働く私(27歳)は、2017年9月いっぱいを「ノーメイク」で過ごしました。仕事も、プライベートも、あえてメイクを塗らないことで見えてきた世界を、1カ月間少しずつ書き留めていきました。これから平日朝7時ごろ、順次公開していきます。
第6話:女が「女装」することの快感。
ハフポストでは、「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会になって欲しい」という思いから、『Ladies Be Open』を立ち上げました。
女性のカラダはデリケートで、一人ひとりがみんな違う。だからこそ、その声を形にしたい。そして、みんなが話しやすい空気や会話できる場所を創っていきたいと思っています。
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