人気漫画「ONE PIECE」の作者・尾田栄一郎氏が1月9日、「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)にゲスト出演し、明石家さんまとの対談で最終回について言及した。
現在、尾田氏がかねてより描きたいと公言していた「ワノ国編」に突入している「ONE PIECE」。単行本は91巻まで刊行されており、全世界での累計発行部数は4億3000万部を超える。
番組では、作品のファンでもあるさんまが尾田氏の仕事現場や自宅を訪問。尾田氏との対談の中では、最終回や物語最大の謎である「ひとつなぎの大秘宝」についてさんまが質問する一幕があった。
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さんまが「ワノ国編」で最終回が近づいているのではないかと問うと、尾田氏は「終わりは近いと思います」と宣言。さらに、「ひとつなぎの大秘宝は『家族の絆』では」と聞かれると、「違います。そういうの嫌いなんです」と否定した。
その理由は、「子供の頃に見た『オズの魔法使い』のオチが不満だった」からという。
「これまで冒険してきて、君は勇気を持ってる。君たちは冒険してそれを得たじゃないか、それが宝なんだという。すごく不満で、子供の頃。こんな物語あり得ないと思って。ちゃんと冒険してきたんだから、くれと。物を。そう思ってきたので、子供ってそういうものだと思っているので、絶対そういうゴールは迎えない」
この発言にさんまは驚いた様子だったが、尾田氏は「大人が子供を教育しようとする物語は嫌いなんですよ」とコメントした。
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大ヒット少年漫画の「ONE PIECE」だが、最終回の構想はすでに「できている」といい、「引っ張ってるわけじゃない。描きたいものがあるので、今描くべきものを書く。(コミックスの巻数は)100はちょっと超えます」と語った。