初詣で引いたおみくじ。境内(けいだい)の木に結びつけられている光景を目にしますが、持ち帰ってはいけないのでしょうか。
「持ち帰る」は少数派
ウェザーニュースでは12月16日に「おみくじ引いた後どうする?」というアンケートを実施しました(回答:9,031人)。結果は「木に結ぶ」が最も多く、次に多いのが「運勢による」となりました。「持ち帰る」という方は少数派で約2割となっています。
7段階ないし12段階の運勢
おみくじは神様や仏様のお告げで、引いた人の運勢を占うものです。
良い運勢から順に、【大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶>大凶】の7段階だったり、【大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶】の12段階だったりします。
おみくじの種類や吉凶の入っている割合は神社やお寺によって違います。では、引いたおみくじはどうすればよいのでしょうか?
家に持ち帰って読み返すべし
大凶や凶などを引いたら、境内の木の枝などに結んでいく方が多いかと思います。しかし、「持ち帰ることを勧めています」と福徳神社(東京)の真木千明宮司は言います。
「本来、おみくじというのは、単に吉凶の判断を目的として引くのではなく、健康運や金運など、そこに示されている内容を今後の生活の指針としていくためのもの。
運勢が悪いと、持ち帰らずに結んでいく人も多いですが、持ち帰っても問題はないのです。むしろ引いたおみくじをよく読み返し、自分自身の今後の行動の戒めとするためにも、持ち帰った方が望ましいでしょう」(真木宮司)
冒頭で紹介したアンケートで「持ち帰る」と回答した方の中には「翌年まで財布に入れて、たまに見ています」「おみくじに書かれた和歌を良く読んで人生の指針とするため、手帳などに入れています」といったコメントも。
今年のおみくじは、吉凶にかかわらず、家に持ち帰って、じっくり読み返してみてはいかがでしょうか。
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