後ろにいるのは亡霊?他人?それとも…? 自治体の子育て冊子のイラストが大喜利に

ユーモアと皮肉がきいています。

あるネットユーザーが地元の自治体でもらった「子育てガイドブック」の表紙に描かれた、4人家族とみられるイラスト。

背後に立っている男性の存在にちょっとした違和感を覚えた「チューバッカ@2児の母」さんのツイートが拡散され、大きな話題を呼んだ。

「抱っこ紐なしで幼児を抱っこする母...少女と手を繋ぐ母...大きなバッグを肩からかける母...全部母...後ろの男性は誰なんですかね...」という言葉ととも冊子の写真が投稿されると、自治体がこうした家族像を表紙として起用していることへの批判的な意見のほか、「後ろの男性」の存在をめぐる"大喜利"が盛り上がりを見せた。

娘の出生届を出しに行った時にもらった、自治体の冊子の表紙なんですけどね...お気づきだろうか...抱っこ紐なしで幼児を抱っこする母...少女と手を繋ぐ母...大きなバッグを肩からかける母...全部母...後ろの男性は誰なんですかね... pic.twitter.com/P6cXoo03tY

— チューバッカ@2児の母 (@chocota_e) 2018年2月10日

父親じゃなくて長男?それとも、死んだ父の霊...?

後ろの男性が父親だとすると、あまりに母親への協力が足りないのではないか?

そうした疑問から、ユーザーからは「もし後ろの男性が父親じゃなかったら」というテーマで皮肉とユーモアたっぷりの"大喜利"が展開された。

こういうことでしょうか。

とてもしっくりきました。大いなる何かですね。 pic.twitter.com/BBzDpJx2iY

— 山太 (@ksks_sel_fish) 2018年2月11日

2年前に娘が生まれ、出生届を役所に提出した際にもらったというこの冊子。

チューバッカさんは、表紙に描かれた男性を見て疑問を覚えたという。

「子どもは小さくてかわいらしいイメージですが、実際は重いし、こちらの意に反して動くことがあり、抱っこするのも楽ではないですよね。この表紙では、片手をお姉ちゃんに繋がれて、荷物も持って、いかにも大変そうなのに『お父さん何してんの?』と疑問でした」

ただし、冊子そのものや自治体の人の対応には普段から感謝しているのだという。

「この冊子のイラストは残念でしたが、冊子をくださった役所の方はいつも親切に対応してくださっています。子どもがつまらなそうにすると、アンパンマンのぬいぐるみを使って声をかけてくださったりします。冊子の中身も分かりやすくまとまっています。だからこそ2年も保存してあって、これからも子ども達の発育段階に応じて活用していきます」

最後に、チューバッカさんが特に気になった"大喜利"について聞いてみると、「死別したお父さんの霊」と「見送りに出た役所の人」を挙げてくれた。

「どちらも荷物を持ちたくても持てないのだという発想から生まれていて、なるほどなぁと感心しました」

万が一、「後ろの男性」が夫でありお父さんなのだとすれば、何をしている姿が理想的だったのだろうか。