朝の情報番組の顔・加藤浩次さんが、「家のネットはちゃんと選ばないとぉ!!」と熱く切り込む「NURO 光」の新CMが公開された。
高速ネット回線サービス「NURO 光」を提供するソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、なぜ今このメッセージを発信したのだろうか。
担当者に、その真意と、背景にある「自分に合ったネット回線を選べていない現状」について聞いた。
ネット回線を吟味しないのは、もはや社会問題
── 加藤浩次さんが出演する「NURO 光」の新CMを、拝見しました。朝の情報番組を思わせるセットのなか、加藤さんが強く、真剣な語調で「ネットはちゃんと選ばないとぉ!!」と訴えかける場面が印象的でした。
桜川 実は当社としても、「ちょっと語気が強すぎるかな…」という迷いがありまして…。ただそれ以上に、ある“問題意識”がありました。それで社会への問題提起の意味も込め、加藤さんを介して強いメッセージを発することにしたんです。
── 問題意識とは?
桜川 みなさんにもぜひ一度考えていただきたいのですが、ご自分の家のネット回線は、何を使っているかわかりますか? どこの会社で、どんなプランで、毎月の料金はこれくらいと把握している方は、意外と少ないのではないでしょうか。そんなふうに、スマホは選んでもネット回線はきちんと選べていないという方が、かなり多いんです。
かくいう私も、今の担当になるまでは、家のネット回線がどこの会社のものかわかっていませんでした。
── なぜ、ネット回線に無関心な人が多いのでしょう?
桜川 当社も反省しなくてはいけないことなのですが、理由の一つは「わかりにくさ」だと思います。選択肢が複雑で、どのプランを選ぶとどうなるか、パッと見てわからない。また、そもそも「どれもだいたい一緒でしょ?」と思われる方も多いでしょう。結果、「インターネットはよくわからない」「選ぶのが面倒」となってしまう。
そんな現状に、あえて切り込んでいきたいなと。その背景には、コロナ禍以降、ネット回線を選ぶことの重要性が大きく増していることがあります。
── 確かにコロナ禍は、私たちの生活基準を大きく変えましたね。
桜川 多くのものごとがインターネットとつながる時代にあって、ネット回線はもはや「インフラ」といえます。とくにコロナ禍以降はテレワークが増え、リモート会議をはじめネット回線を使うシーンが目に見えて増加しました。動画配信サービスやオンラインゲームへの需要も高まっています。
そんな現状もふまえると、ネット回線を選ぶことは、人生の質を左右する大きな選択といえます。逆にそれを多くの人がきちんと選べていないというのは、それこそ朝の情報番組の議題ではないですが、日本人にとっての“社会問題”と言えるのではないでしょうか。
── そうですね。社会問題と言っていいかもしれません。
だからこそ、世のなかに“モノ申す”というイメージのある加藤さんを今回のCMに起用し、情報番組のフレームで強い言葉を発していただくのが、一番伝わるのではないかと考えたんです。
ネット回線の適切な選び方は?
── では、実際にネット回線はどう選べばいいのでしょう?
安生 ご自身のライフスタイルをふまえて選んでいただくのが良いと思っています。ひとくちにネット回線といっても、光回線だけでなく、それより低速・低価格なものもあります。毎日のように会社に行き、家ではあまりネットを使わないのであれば、低速の回線やスマホのテザリングでも充分でしょう。反対に、以前ならそれでOKだったけど、ニューノーマルの時代となって家でネットを多用するようになり、従来の回線では合わなくなった方もいるのではないでしょうか。
長期的に、それなりの頻度でネットを使うのであれば、やはり光回線が第一候補となってきます。さらにはリッチなコンテンツを頻繁に利用したり、家族のみんながネットをよく使ったりするようであれば、同じ光回線でも回線の太いものを選ぶことで生活がグッと快適になるかもしれません。
桜川 間違いなくコンテンツは今後も、ますますリッチ化していくでしょう。その流れもふまえつつ、ご自身のライフスタイルと照らし合わせ、まずは現状のネット回線の「見直し」を検討してみていただきたい。インターネット回線は選べるものですので、「あなたには、インターネットを選ぶ権利がある」というメッセージを採用したのも、そういった理由からです。それがCMを通し、私たちが何よりお伝えしたかったことです。
「NURO 光」の速さの秘密
──ネット回線を選ぶにあたり、「NURO 光」の強みとは何ですか?
安生 単刀直入に申しますと、「速い」ことが最大の特長です。それでありながら「NURO 光」は、他社さまと同じかそれ以下の価格帯でサービスをご提供しています。したがって「NURO 光」が導入できるエリア・建物であれば、シンプルに光回線が使いたい場合、一番に検討するべきサービスといえます。
── なぜそれほど速い転送速度が可能なのでしょう?
安生 理由は、他社さまの回線とは異なる通信規格を採用しているからです。「NURO 光」が誕生したのは2013年のことで、ネット回線サービスとしては後発でした。そこで当社は、日本で主流の通信規格「GE-PON」に乗っかるのではなく、当時のグローバルスタンダードであった「G-PON」の回線を取り入れることにしたんです。GE-PONの転送速度が下り最大1Gbpsであるのに対し、G-PONは下り最大2Gbpsを誇ります。
── 実際、転送速度が1Gbpsと2Gbpsでは、どのくらい違うのでしょう?
安生 わかりやすく説明すると、道路が2倍に広がる感覚です。一見、そこまで広い道路は不要だと思いつつも、通信量は決して一定ではないので、ときには大量のデータが同時にまとめて道路へ流れ込みます。そんなときに道路が2倍も広ければ、遅延や不通が起こる確率もかなり下がります。
── なるほど…! 実際に「NURO 光」を使うユーザーからは、どんな声が挙がっていますか?
桜川 ありがたいことによく見かけるのが、実際にスピードテストで転送速度を計った画像を、SNSにアップするお客さまです。「NURO 光」の導入前はこのくらいだったけど、導入後はこんなに速くなった! といったものですね。
安生 ちなみに「NURO光」では、プランやオプションの幅を広げることで、よりライフスタイルに合った形で回線を選べるようにもしています。たとえば電気やガスとあわせて契約すると毎月数百円が永続的に割引になる「NUROでんき」「NUROガス」、PS5を毎月定額でリースできる「PlayStation®5 月額オプション」、下り最大10Gbpsの超高速回線サービス「NURO 光 10G」などです。
また、企業さま向けサービスとして、契約した企業の社員さまがテレワークで「NURO 光」を無料で使える「テレワーク支援サービス」も展開しています。
──不具合が起きる様なケースでは、どのようにされているのでしょうか?
桜川 最近のゲームトラフィックの影響により不具合が増えていることについては認識しており、真摯に受け止め一つひとつ増強して対応しています。ユーザーのみなさまに誠実に向き合うことが何よりも大切だと考えています。
これまでにない発想や経験知が生まれる
── もし「NURO 光」が世のネット回線の主流となったら、世界はどう変わりますか?
安生 これからもっとコンテンツがリッチになっていきます。そうなると自宅における生活・娯楽も変わっていきます。たとえば音楽ライブの3D映像を家でリアルタイムで観ながら、一緒に歌って踊るといった楽しみ方も、普及するかもしれません。またリモートワークをする際の回線が太くなることで、住む場所や働く場所、いわば生活の自由も広がるでしょう。そうなれば、これまでにない発想や経験知も生まれやすくなるはずです。
桜川 そうした世界を実現するためにも、「きちんと選べばNURO 光が明らかに適している」といった潜在的な生活者の方々がまだたくさんいるはずですので、「NURO 光」の価値をきちんとお届けしていきたいです。
安生 どんな人にとっても、「NURO 光」が絶対に良いと言いたいわけでは決してありません。ネット回線に関心を向け、ご自身に合ったものを選んでほしい。それが何よりお伝えしたいことです。そのうえでマッチするようであれば、ぜひ「NURO 光」を選んでいただきたいなと思います。
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現代において、生活の質を左右する最重要インフラの一つといえる、インターネット回線。「NURO 光」は、そんなネット回線を多くの人が意識的に選べていない現状を変え、前向きに検討するものにすることで、人々の生活の質を向上させるパワーを秘めている。
これを機に現状のネット回線を見直し、ネット回線の選択賢者になるのはいかがだろうか。「あなたには、インターネットを選ぶ権利がある」のだから。
▼CMはこちらからご覧ください。
(撮影/小原聡太 取材&文/田嶋章博 編集/磯本美穂)