イクメンが増えつつあるようですが、いまだ「ワンオペ育児」をこなす女性も多いといいます。しかし、本来、家事や育児は男女ともに行うべきものです。NTTドコモでは、男女の役割分担意識を払拭すべく、ユニークな施策を取り入れています。一体どんな取り組みを実施しているのでしょうか。
家事や育児をする時間は、男女間の差が大きい!
総務省「平成23年社会生活基本調査」によると、家事関連時間(家事、介護・看護、育児、買い物)にかける時間は、男性が42分、女性は3時間35分。平成18年のデータと比較すると、男性はほとんどの年齢階級で増加しており、男性が家事や育児に関わる時間は長くなっているものの、男女差が依然として大きいことがわかります。なかでも、35〜39歳の女性の家事関連時間は4時間54分と最も長く、家事や育児を一手に担っている様子がうかがえます。
NTTドコモの意識&行動変革!
NTTドコモでは、仕事と家庭の両立支援策の一つとして、男女ともに責任をもって家事や育児に取り組めるような施策を展開しています。とくにユニークなのが、男女の役割分担意識を払拭すべく、行われている次の活動です。
●料理レッスン費用割引施策
家事・育児啓発のため、料理レッスン費用を会社が半額負担するという施策を行っています。2015年度は、81名の社員(男性36名、女性45名)から申し込みがありました。
●若手社員ダイバーシティ研修
入社2年目の社員を対象に、結婚や家族計画、キャリアを含む「ライフプラン」全体への意識を高めるための指導を行っています。
●スライドワーク
保育園などの送り迎えなどがある場合、個人単位で始業・終業時刻の繰り上げや繰り下げができます。勤務時間を繰り上げれば、短時間勤務でなくフルタイム勤務であっても、保育園の送り迎えが可能になります。平成28年3月の実績では、グループ全体で男性25名を含む193名が利用しているそうです。
●プライオリティワーク
家族との時間、自己の生活を充実させるために、「定時出社・退社」を推進しています。定時退社を維持すべく、時間外労働は朝型勤務による対処を推奨。やむを得ない事情で終業後に残業を行う場合も、原則20時までとしています。
ワークライフバランスの取りやすさが社員・元社員にも好評
ドコモの企業分析・研究レポートを見ると、「社風は、仕事重視かプライベート重視か」の質問には「どちらともいえない」と答えた人が最多数に。仕事とプライベートのバランスがちょうど取れている働き方ができている雰囲気が伝わります。社員・元社員のクチコミも見てみましょう。
■NTTドコモの社員の声はこちら
[20代 / 男性 / 現社員(正社員) / 営業系]
【仕事とプライベートとの両立について】有休取得は徹底しており、休みは非常に取りやすい。有休は1時間単位で取得できる点も魅力。
女性向けの制度や研修も充実している。
残業時間についても管理されており、プライベートとの両立という点では非常に良い環境が整っていると言える。
[40代 / 男性 / 元社員(非正社員) / IT系エンジニア]
【働きやすい環境か】働きやすい。みんなマイペースで仕事できる環境です。交通の便もよい。
[40代 / 男性 / 現社員(非正社員) / 営業系]
【働きやすい環境か】待遇も環境もよく、メンタルケアもまめに行われ、非常に働きやすい
[20代 / 女性 / 現社員(正社員) / 営業系]
【働きやすい環境か】有給休暇等はとりやすく、ワークライフバランスが整っているので働きやすいです。
[20代 / 男性 / 現社員(正社員) / 営業系]
【働く環境について】福利厚生や労働環境など、ライフワークバランスを重視し、働くには非常に良い会社
社員・元社員のクチコミでは、男女ともに働きやすい、ワークライフバランスが重視されているという声が目立ちました。待遇、環境ともに充実しているようです。
いかがでしたか? 今回は、NTTドコモのワークライフバランス施策から、男性社員向け家事・育児啓発に注目してみました。ちなみに、ドコモは「給与水準が高い」というクチコミも多いんですよ。気になる方はこちらから企業分析・研究レポートの全貌をご覧ください。
★NTTドコモの「カイシャの評判」はこちらから!
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