フランス・パリの中心部にあるノートルダム大聖堂で4月15日夜(現地時間)、大規模な火災が発生し、教会の尖塔が燃え落ちるなど大きな被害をもたらした。
薔薇のステンドグラス、損壊状況は不明
寺院の内部には多数の貴重な文化財が保存されており、その行方にも不安の声が集まっている。
AFP通信は、磔刑前にキリストがかぶっていたとされる「いばらの冠」は消防隊によって「救出された」と伝えている。
また、円形のステンドグラスで作られた有名な3枚の「薔薇窓」が無事かどうかは、16日13時30分時点(日本時間)で「不明」という。
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【UPDATE 2019/4/17 15:00】ハフポストフランス版によると、3枚のステンドグラスは「奇跡的」に無事が確認されたという。また、15世紀に製造されたパイプオルガンも焼け残ったが、修復が必要との見通しという。
AFP通信によると、火災は午後6時50分ごろに発生。翌16日午前4時ごろ、消防隊が火災は「制御下にある」と発表した。
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幸いにも、主要な骨組みと大聖堂の象徴である2つの塔は崩壊から免れ、マクロン大統領は「最悪の事態は避けられた」と現地の記者団に語っている。
出火原因は不明だが、改修作業をしていた屋根裏付近が出火場所とみられている。
仏紙ルモンドの記者など、一部のジャーナリストは大聖堂の内部に入り、現場の様子をとらえた写真や動画をTwitterに投稿した。
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