北朝鮮は、国連安保理の対北朝鮮制裁決議の採択を、アメリカと共に主導した日本を批判して「日本列島の4つの島を、核爆弾で海中に沈めるべきだ」などと威嚇した。同国の朝鮮アジア太平洋平和委員会の声明として9月13日、国営の朝鮮中央通信が伝えた。
■「日本列島の4つの島は、チュチェ思想の核爆弾によって海に沈むべきだ」
声明は、アメリカが主導した国連の対北制裁決議について、「卑劣な国家テロ犯罪」と批判。北朝鮮軍と国民から「アメリカ帝国主義の侵略者を絶滅させる時が来た。アメリカの本土を灰と闇に変えよう」という声が出ていると綴った。
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その上で、アメリカに同調した日本についても以下のような厳しい言葉で糾弾している。
朝鮮の宿敵である日本人の行動は私たちを怒らせている。邪悪な日本人は決して見過ごすことができない過去の犯罪に対して、誠実な謝罪を未だにしていない。それにも関わらず、アメリカが主導する「制裁」の言いなりになっている。
日本列島を通過するICBMを打ち上げたのに、全く気が付いていない人達には効果的な一撃を与えるべきだ。日本列島の4つの島は、チュチェ思想の核爆弾によって海に沈むべきだ。もはや日本は私たちの近くに存在する必要はない。これが怒れる朝鮮軍と人民の声だ。
※チュチェ思想とは、北朝鮮の指導方針とされる政治思想のこと。