北朝鮮豊渓里付近で9月3日正午過ぎ、マグニチュード(M)6.1規模の地震を観測したと日本の気象庁が発表した。北朝鮮の国営朝鮮中央テレビは日本時間の午後3時半過ぎ、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に完全に成功した」と発表した。北朝鮮の核実験は6回目となる。聯合ニュースなどが報じた。
河野太郎外相は、分析の結果、「北朝鮮が核実験を行ったと断定した」と述べた。
日本の気象庁によると、地震はM6.1で深さは0キロと推定される。北朝鮮は2016年9月に5回目の核実験実験を行っているが、気象庁は「これまで北朝鮮北東部で観測された揺れと比べて規模が大きく、誤差を考慮しても、現時点では、少なくとも10倍程度は大きいと考えている」と説明した。
これまでの北朝鮮による核実験の一覧は以下の通り。
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菅義偉官房長官は緊急記者会見で、「過去5回の北朝鮮による核実験の実施後、我が国において異常値は検出されなかった」と述べ、冷静な対応を呼びかけた。また、「北京の大使館ルートを通じ、ただちに厳重に抗議し、最も強い言葉で非難した」と述べるとともに、日米韓で国連安保理の緊急会合の開催に向け、調整を開始したことも明らかにした。