川崎市、多摩区内の保育園に「散歩の禁止」を通達 登戸の殺傷事件で会見

事件現場の近隣小学校の下校時間には防犯パトロールを行う
小学生を含む複数人が刺された登戸駅近くの現場付近
小学生を含む複数人が刺された登戸駅近くの現場付近
EPA=時事

神奈川県川崎市多摩区で登校途中の小学生らが男に刃物で刺されるなどして死亡した事件が起きた5月28日、川崎市が記者会見を開いた。

会見では、事件の発生は午前7時41分ごろで、午前10時50分時点の情報として、計19人がけがをし、うち3人が心肺停止状態だと説明した。

市民に対しては、市の防犯アプリ「みんパト」で午前8時52分に、刺したとみられる男が確保されたことを一斉通知した。アプリのダウンロード数は2万4000だという。

また、事件現場近隣の29保育園に午前8時50分に「散歩の禁止」を電話で伝え、午前10時10分に多摩区内の全82園に対し、刺したとみられる男が確保されているという内容のメールを送った。なお男は、死亡が確認されている。

多摩区はまた、近隣の小学校の下校時間に合わせて防犯パトロールを行うとした。

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