2月10日にあった平昌オリンピックの女子アイスホッケーの「コリア」(南北合同チーム)対スイス戦。五輪初の南北合同チームの記念すべき初陣で、観客席の北朝鮮応援団が世界の度肝を抜いた。突如として「謎の男性」の顔が描かれた"お面"を一斉につけたからだ。
この日、北朝鮮応援団は「統一旗」を振りながら「頑張れ」「私たちは一つだ」と叫び、一糸乱れぬ応援を披露した。
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その最中、応援団は誰だかわからない「謎の男性」の顔が描かれたお面をつけた。
全員、同じ顔。しかも、めっちゃ微笑んでいる...。
この「謎のお面」について、コリア・タイムズなどは「1994年に死去した金日成主席の若い頃の写真をプリントした仮面」と報道。外国人記者や観光客が一斉にカメラで撮影していたと伝えた。
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韓国の「正しい政党」所属のハ・テギョン議員は「北朝鮮の応援団は、堂々と金日成の仮面をつけて応援するのですね。ここを平壌オリンピックだと考えているのでしょう」とTwitterに投稿した。
これに対し、韓国・統一部は「『金日成の仮面をつけて応援する北朝鮮の応援団」といった報道は誤った推測であることをお伝えする」「現場の北朝鮮関係者に確認したところ、報道で推測されたような意図は全くなく、北朝鮮が自らそのような表現をすることは決してないと確認した」と発表。報道内容を否定したと東亜日報などが報じた。
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では、いったい誰の顔なのか...現時点では謎のままだ。