ロシアW杯直前でハリルホジッチ氏を解任し、西野朗監督が急遽就任した日本代表。5月18日、監督交代後、初の実戦となるガーナ戦のメンバーが発表された。
西野監督が会見の中で繰り返し「欠かせない」「代えがきかない」と言及したのは、ハリル体制で落選することもあった本田圭佑、岡崎慎司、香川真司の通称「ビッグ3」だった。
やっぱり頼みはこの選手?
復帰したビッグ3の選出理由について、西野監督は踏み込んだ回答をしている。
岡崎については「ゲームの中での役割は替えがないと評価している。チームには欠かせないと判断していた。間違いなく1ヶ月の猶予があれば、いい状態に持っていける」と説明した。
本田と香川についても「彼らのトップフォームのパフォーマンスは代表の中でも中心選手」「欠かせない」と評した。
香川については負傷の状態なども踏まえて「デリケートに考えたい」としたものの、「代えの利かない選手ですから、トップフォームに戻ることを期待したい」と強調した。
青山復帰、中島落選という小さなサプライズ
返り咲きで注目は現在、Jリーグで下馬評を覆し首位を独走するサンフレッチェ広島の主将・青山か。Jリーグでも好調のチームを牽引している。
落選でのサプライズはポルトガルリーグで活躍し、ハリル時代に「代表の救世主」と呼ばれた中島翔哉だろう。西野監督は「ポリバレント(複数のポジションをこなす能力)ではない」とその理由を説明した。
この他、本田に代わって先発を飾ることもあった久保裕也も招集メンバーからは外れたが、「戦力としてカウントしている」という。昨季のJリーグMVP、小林悠はこの日の早朝までリストに残っていたが、怪我のためリストから外れることになった。
基本的にはこの27名から最終登録メンバーの23名が選ばれる予定。ただ、追加招集の可能性もまだ残されているという。
注目の代表メンバーはこの27人
GK:川島永嗣、東口順昭、中村航輔
DF:長友佑都、槙野智章、吉田麻也、酒井宏樹、酒井高徳、昌子源、遠藤航、植田直通
MF:長谷部誠、青山敏弘、本田圭佑、乾貴士、香川真司、山口蛍、原口元気、宇佐美貴史、柴崎岳、大島僚太、三竿健斗、井手口陽介
FW:岡崎慎司、大迫勇也、武藤嘉紀、浅野拓磨