アメリカ・ワシントンD.C.で3月3日に行われた、米大統領選挙の共和党公認候補を選ぶ予備選挙で、元国連大使のニッキー・ヘイリー氏がドナルド・トランプ前大統領に勝利した。
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ワシントンD.Cの結果は、ヘイリー氏にとって予備選挙での初勝利になった。その一方で、トランプ氏はこれまでに行われた他州の予備選挙すべてで勝利しており、同氏が有利である状況は変わらない。
共和党公認候補に選ばれるには、党候補を指名する投票権を持つ2429人の代議員のうち、過半数の1215人を獲得する必要がある。
3日の時点で、トランプ氏が獲得した代議員は244人で、ヘイリー氏は43人だ。
多くの州で予備選挙が行われる3月5日の「スーパーチューズデー」でも、トランプ氏が圧勝して獲得代議員数を大きく伸ばすことが予想されている。
それでもヘイリー氏の支持者は、小さな勝利であってもワシントンD.C.の結果はトランプ氏の共和党支配を拒否するというメッセージを送ることになると考えている。
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またAP通信によると、アメリカ最高裁はスーパーチューズデー前日の3月4日にも、トランプ氏の大統領選挙立候補資格をめぐる判断をする可能性がある。
トランプ氏の立候補資格をめぐっては、コロラド州最高裁判所が2023年12月に、2021年の連邦議会議事堂襲撃の関与を理由に、同氏に大統領選挙の候補になる資格がないという判決を言い渡しており、連邦最高裁がどのような判断を下すかに注目が集まっている。
ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆・編集しました。