危険タックル日大会見、なぜ司会者はあんな態度に? 学長の釈明は…

「まあ、マスコミさんはそうなんですかね」
アメリカンフットボールの悪質タックル問題の記者会見で、頭を下げる日本大学の大塚吉兵衛学長=25日、東京都千代田区 撮影日:2018年05月25日
アメリカンフットボールの悪質タックル問題の記者会見で、頭を下げる日本大学の大塚吉兵衛学長=25日、東京都千代田区 撮影日:2018年05月25日
時事通信社

日本大学アメフト部の危険タックル問題で、日大の大塚吉兵衛学長が5月25日午後に記者会見を開いた。

一連の問題での日大の対応を巡っては、23日に開かれた内田正人前監督らの会見で司会の広報担当者が高圧的な態度をとったことに批判が集まった。「火に油を注いだ」とも評される、あの会見。大塚学長はどんな感想をもったのか。報道陣が問いかけると...。

――(23日の会見で)司会者と記者とのやり取りを聞いた感想は。

難しい。僕は想像でしか言えませんけれども、番組ごとに同じ会社が別な画を撮りたがっているというか、そこに対して1社で、まとまってきてくれればなという気持ちが強くてですね。

同じ局なのに3つ、4つ、番組ごとにクルーが分かれていて、同じ質問を自分の番組の画にしたいというような事が、ちょっとイラついたのかなあと。どうお考えなのかわかりませんけれども。

そこら辺が、あとで伺ったら「なんで、あのような声が出たんですか」と言ったら、そういうところが...。そんなに長く説明を頂いたわけではないのですが。

「実は、画を撮るということは、番組ごとに画を取っているんだよ」と。「自分のところの質問者が質問している画が欲しいんだ」というような説明をしていたものですから。「ああそうなんですか」と。

今日もこれ、わかりませんけれども私は。そういう形で来ているという。「まあ、マスコミさんはそうなんですかね」という話で終わりました。そんなところで、あの態度が出たのではないかなと。

――司会者の対応、危機管理の面からどう考えるか

ご指摘されているように、そういう意味でマスコミ側からという視点から見たら、全く無責任だというか、途中でシャットしたということでありますけれども。

なかなか難しいですよね、僕も在り方というのは、良いのか悪いのか、白黒つけろと言われると。まあ、態度としては良くなかったとは思っておりますけれども。

同じ質問を繰り返しているということと、多分、あとは状況ですかね。内田監督の体調とかを気遣った面もあろうかと思いますけれども。「もう十分ではないか」ということで、あのような態度が、つい出てしまったのかなと言う風に感じているところです。

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