身長100㎝の私が無事にあかちゃんを出産。2100gと低体重で生まれたので、NICU(新生児特定集中治療室)の保育器に入りました。呼吸が安定しないので、酸素を送る管や点滴を付けました。
保育器から出られないので、最初はあかちゃんを抱っこすることもできず、中に手を入れてタッチすることしかできません。生れて七日目、やっと赤ちゃんを抱っこすることができました。ふにゃふにゃしていてかわいい。そして軽い!
今まで搾乳してあげていたおっぱいも、はじめて直接あげることができました!
はじめてのだっこです。NICUは基本、あかちゃんの両親しか入れませんが、お願いをして、おじいちゃん、おばあちゃんも入れてもらいました。
しかし、おっぱいを一くわえして終わり。搾乳したおっぱいを飲んでいた哺乳瓶は、力を入れて吸わなくてもゴクゴク飲めるのですが、おっぱいから飲むのなら、自力で吸わないといけません。
「おっぱいのにおいはするけど、出てこないからいいや」と言っているよう。
あかちゃんは生れてから生後一週間で、体重が1割減ります。2100gで生まれた私のあかちゃんは2000gを切ってしまいました。たくさんおっぱいを飲んで体重を増やしてほしいにうまくいきません。せっかく保育器が出られて、抱っこしながらおっぱいをあげることができるようになったのに。
あかちゃんがおっぱいを飲みやすい姿勢を試行錯誤中。
抱き方や、赤ちゃんの口の角度、クッションの高さなど、あかちゃんが吸いやすいよう、いろいろ試します。授乳クッションも私には大きすぎるので、車いすに座りながら、普通のクッションを使いました。
私がNICUにいられる時間は1日数時間と限られているので、普通のママのようにずっとあかちゃんのお世話をする必要はありません。でも逆に大変なのが、3時間おきのおっぱいの搾乳です。夜は目覚ましをセットして起き、搾乳し、冷凍し、それを毎日NICUに届けます。
搾乳器本体はレンタルできるのですが、毎回洗う付属のキットは、購入しないといけません。夜中は搾乳後にキットを洗って消毒するのが、眠すぎて無理なので、2セット買いました。これで搾乳後、キットを洗わないでもすぐ寝られます。1,2か月しか使わないものを買うことには悩みましたが、産後の体に睡眠とお金は変えられません。出産前に調べたら、中古品がネットにあったので、お手頃価格で買えてよかったです。
低体重出生児(未熟児)や障害などの理由から、NICUに入る赤ちゃんは年々増えています。帝王切開での出産も、あかちゃんがNICUに入ることも、出産のひとつのカタチです。特別なことではありません。私は早産になることが確実で、あかちゃんがNICUに入ることも事前に分かっていたので、心の準備も、物の準備もできてラッキーでした。出産のいろいろなカタチが広まってほしいです。
NICUでの赤ちゃんの様子はまた次回に。