ルーブル美術館、職員が「撤退権」行使で休館【新型コロナウイルス】

新型コロナウイルスへの感染を懸念する職員が労働法で定められている撤退権を行使し、就労を拒否したためだという。
休館となったルーブル美術館
休館となったルーブル美術館
AP

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が欧州でも広がる中、パリのルーブル美術館が3月1日、休館した。フランステレビによると、新型コロナウイルスへの感染を懸念する職員が労働法で定められている撤退権を行使し、就労を拒否したためだという。

ルーブル美術館は、「ストライキにより美術館は、遅れての開館もしくは一部は閉館のままになるかもしれない」と現状を説明し謝罪した。

ルモンド紙によると、1日に職員300人が集まる臨時の会合を開き、採決でほぼ全員一致で休業に賛成した。

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