先日、アメリカから日本に来た筆者の友人がくしゃみをした時に、セーターの肘で受けていました。
欧米では、咄嗟のくしゃみや咳を肘で受けるのはマナーだといいます。
少なくとも、アメリカでは小学校からくしゃみや咳は「肘で受けなさい」と教えられています。大学や公共トイレなどでも「肘で受けて、飛沫を飛び散らさないように」という啓蒙ポスターを普段から見かけました。
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■「咳エチケット」を復習してみよう
肘で受けると、袖や上着が汚れてしまうのでは、と躊躇している場合ではありません。手で覆ってしまうと、手に付着したウィルスなどの病原体を手を介して広げてしまう可能性があります。
そのため、咄嗟の時は肘で覆う、これを徹底した方が良いのです。
東京都感染症予防センターによると、以下のように注意を呼びかけています。
インフルエンザ、百日咳などの呼吸器感染症は、かかった人のせきやくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルス・細菌を吸い込むことによって感染します。これを「飛まつ感染」といいます。感染症を予防するため、病気の有無に関わらず、普段からせき・くしゃみが直接人にかからないようにカバーしましょう。
・咳、くしゃみが続く人はマスクをしましょう。
・咳やくしゃみをするときはティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。使用したティッシュは、ウイルスなど病原体が多く付着しているため、すぐにゴミ箱に捨てましょう。