マイナンバーカードを持っている人が、キャッシュレス決済で買い物した場合、ポイントが付与される「マイナポイント」制度の詳細が明らかになってきた。
NHKなど各社報道によると、キャッシュレスでの決済や入金に対して、25%にあたる最大5000円分のポイントを付与する方針を政府が固めたという。期間は、2020年9月から2021年3月までの7カ月間。最大で2万円使うと5000円分のポイントが受けられる仕組みだ。
担当の総務省マイナポイント施策推進室は、ハフポスト日本版の取材に対し、「マイナンバーカード普及とキャッシュレスを後押しするため、消費税増税時の施策案の一つだ」としている。
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■ポイント還元を受ける方法は?
ポイント還元を受けるためには、まずマイナンバーカードの登録をした後、ネット上でマイキーIDの設定が必要だ。その上で、マイナポイント申込みページで、利用するICカードなどを選択し、申し込む。
他国に比べ、日本のキャッシュレス決済は全体の約2割にとどまる。一方、中国は約6割、韓国では約9割にものぼる。日本でキャッシュレスが広まらない背景には、全国的に銀行ATMが多い、治安が良いので盗まれる可能性が低い、偽札が少ないなどがあるとされる。
さらに、マイナンバーカードの普及率は、総務省住民制度課によると11月18日時点で14.4%にとどまっている。今回の施策でマイナンバーカードの普及を後押ししたい考えだ。